第5回目レポート:X55
ステップ台や軽い重りなどの道具を使って、全身の有酸素&無酸素トレーニングを行うプログラムです。短時間で効果的なトレーニングができるように、そしてハードなトレーニングでも笑顔で楽しめるように、プログラム全体に様々な仕掛けがあります。
ジムでもらったレッスンのご案内チラシより
5回目のスタジオレッスンはX55です。
このX55、プログラム説明に
ハードなトレーニングでも笑顔で楽しめるように、プログラム全体に様々な仕掛けがあります。
とあるんです。これが、いったい何を意味しているのか?そこが非常に気になります。ハードな運動が笑顔でできるなんてそれが本当ならすごいじゃありませんか。
いったいどんな仕掛けがあるのでしょうか?
X55に参加している人々
このプログラムは平日午後にありました。
いつもは平日の午前中にジムに行くことが多いので、集まっている人もこれまでわたしが体験してきた人々とは違うはずです。
開始5分前に会場が開くと、すぐさま参加者が中へ。参加者はわたしも含めて10人です。
年齢層の中心は20台~40代前半。男性2名。60歳以上と思われる参加者が1名。
これまでのスタジオレッスンより、だいぶ参加者の年齢層が若いです。午後だからということもあるのかもしれませんが、高齢の女性は一人もいません。そしてみなさん一人参加のようで、おしゃべりは一切なし。
黙々とステップ台を持ってきたり屈伸したりなどして準備しています。わたしもそれにならい、手近にあったステップ台を運んできて開始を待ちます。
レッスン開始後に分かったことですが、初参加者が4人も。これは心強いです。
X55レッスン開始
今回のインストラクターは若さあふれる青年です。若い。
ただそこにいるだけで若々しいエネルギーを周りに放射しまくっています。「ザ・ジムの人」です。でも顔はお笑い芸人の「オードリーの若林」に似ていて、若林氏には元気なイメージが私にはないので、ちょっとなんだか意識がちぐはぐなままのスタートとなりました。
インストラクター(仮称「元気な若林氏」)は、若いからなのか、わりとたんたんとレッスンをすすめるタイプのようで、そんなに面白いことを言ったり、あおったりはしてきません。
今回のX55は、プログラムがいくつかの構成に分かれていますが、ウォーミングアップの段階ですでに汗だくです。ぐったりです。
そしてたんたんと、ステップ台にのったりおりたり、ステップ台を片づけたりとレッスンは進みます。
私の感想はただ一つ
疲れた
これにつきます。
X55が「どういうプログラムなのか」ということを全く知らずに参加しているのですが、始まってみるとそれは筋トレでした。「音楽に合わせて筋トレやろうぜ!!」ということでした。
このレッスンがわたしにとってあまり楽しくないと感じた理由
- あまりに筋トレだったこと
- ハードな動き・早い動きの繰り返しについていけなかったこと
- あまりに筋トレだったこと
筋トレは筋トレでいいんですけどもね、筋トレ過ぎて楽しめないというか、楽しい要素が私には少なかったです。
ボディコンバットの何となくの爽快感とか、ボディバランスとかボディケアとかの「身体が伸びて気持ちがいい」とか、そういう感覚はなく、ひたすら筋トレ。
音楽にのせても筋トレは筋トレなのですよね、当たりまえではありますが。初参加の段階では、音楽にのって楽しい~というところに達することは出来ませんでした。
- ハードな動き・早い動きの繰り返しについていけなかったこと
動き自体は単純なものの繰りかえしが多いものの、ずっと中腰のような姿勢で足だけを動かしたり、その動きもけっこうテンポが速かったりで、わたしはまだまだ若い方だとは思いますけれど、そのスピードについていくのは至難の業でした。
ステップ台に乗っている場面では、乗ってない方の足を台の上にあげたり、ステップ台を通り越して後ろから前へキックしたりをかなり早いスピードで繰り返すのですが、とてもついていけませんでした。途中で数回お休みをしても、それでも足が上に上がりません。
参加しながら思ったことは、このプログラムは高齢者向きではないなということ。高齢者の場合「健康ため」とか「体力の衰えを防ぐ」とか「楽しいから」とかそういうことが運動の目的になるのであって、あくまでも「身体を壊さない範囲で・楽しく」が大事だと思うのです。このレッスンの参加者が若かったのは、レッスン内容がハードだからなのかもしれません。
今回のレッスンは「ここの筋肉を感じていきましょう!」という声掛けが何度かあり、あくまでも「筋トレで身体を鍛える」ということを主眼としているようです。
わたしにとっては「身体を鍛える」ことは重要課題ではありますが、疲れすぎちゃうので「また参加したい!」という気持ちにはなりませんでした。
そして残り15分に差し掛かったころ、わたしは重大なミスに気づきました。それは
「ステップ台には高さが2種類ある」
ということ。
わたしは、手近にあったステップ台を持ってきただけなのですが、なんとそれは高さの高い方のステップ台だったのです。それに気づいたのは、わたしの前にいた女性がレッスン途中に突然後ろに行き「途中退室するのかな?」と思いきや、色の違う別のステップ台を持って再び現れた時です。
「え??」
と思いましたけど、あとの祭りというかなんというか。もうここまで高い方のステップ台でやってきたし、残りも少しだったので今回は意地で最後まで「高い方のステップ台」でやりましたが、よくよく周りを見渡せば、女性の8割は「低いステップ台」を使っていました。
わたしなんて初参加で体力もないというのに、いきなり負荷をあげて参加するなんてどういうつもりなんでしょう。たしかにとてもきつかったです、とにかくきつかった。
「笑顔で楽しめる様々な仕掛け」とは何か
これが気になって参加した今回のプログラム。最後まで参加しましたが、「仕掛けとは何だったのか」は分かりませんでした。
無理やりひねり出すなら「音楽に合わせて運動する」とか「時々掛け声を出す」とかそういうことなのかな?と思わないこともない、という程度のことで
「あ~~、これか!これがこの仕掛けってやつか!!まじ、サイコー!!」というような感動はありませんでした。動きについていくだけで必死なのに、そんな余裕ないって。
X55感想・まとめ
評価:2.5ひたすら筋トレ。たぶん筋トレ好きな人がやるプログラムです。楽しいとか運動して爽やかとかそういうことを感じる余裕はありませんでした。ただ、時間が過ぎるのはとても速かったので、「つまらなかった」ということではありません。女性も男性も参加していて参加者の年齢層も若いので、バリバリ筋肉を鍛えたい人には良いと思います。