先月より、自分のお昼ご飯に一汁一菜という食事方法を取り入れています。
一汁一菜は、具だくさんの汁物・ご飯・おかずというシンプルな食事のスタイル。おかずは1品なので、用意するのも片づけるのも簡単です。
料理研究家の 土井善晴さんが書いた『一汁一菜でよいという提案』を数年前に読みました。[itemlink post_id="6977"]「一汁一菜」という食事スタイルについてこの本では一汁一菜という食事方法が提案されています。一汁[…]
以前5日間実行した後に記事を書きましたが、その後も一汁一菜生活を続けています。
その中で気づいたことがありました。
「一汁一菜」生活 その後の食事内容
最初の5日の後は、このような食事をしていました。
気づいたこと
一汁一菜を超えてしまいがち
食べるのが好きな故、一汁一菜(ご飯・汁物・おかず)の3品に収めるのが難しく、気を抜くと4品になってしまいがち。
「キムチと納豆を別々にするなら2品だけど、キムチ納豆として1皿に盛ってしまえば1品」と言えなくもありません。それならば1皿にいっぱいいろいろ入れちゃえばそれで一菜ということでいいじゃないかとなりがちで、そうなってしまうとせっかくシンプルに一汁一菜をやってみようとしているのに台無しです。
シンプルにすることが目的なので、それだと意味がありません。やはりここは1皿には1品という縛りをつけたいところ。そうするとおかずとしては「納豆」とか「キムチ」とか、そういう1品のみということになります。納豆もキムチも生卵も漬物も食べたいと食卓に並べていたら、一汁一菜ではなくなってしまうんですね。1つ1つは小さくても一菜。これをきっちり頭に入れる必要があります。
後半は、よりおかずをシンプルにしようと3品しばりに気合を入れました。
旬なものをおかずにするとラク
今回の食事にはやたらトマトが登場しています。これはトマトが美味しい季節だからです。スーパーには美味しそうに色づいたトマトがたくさん並ぶようになりましたよね。いつもはそうでもないのに何故かすごくトマトが食べたくなり、いっぱいトマトを食べていました。
1品に旬なものを取り入れると、ラクだなと思いました。トマトだと洗って切って終わりです。それに旬なものは安くて栄養価も高かったりもするので一石二鳥ですね。
昼ご飯の為、自分一人の為に、炒め物や焼き物を用意するのはまことに面倒なので、このくらいの気楽さでいいような気がしました。
もしこれが夕飯も一汁一菜を取り入れている人であれば、一菜はそれなりのおかずを用意する必要があると思います。この生活だとタンパク質が圧倒的にたりないので、肉や魚もいるでしょう。だけど昼ご飯だけならこれでもアリかもと思っています。
汁物は、普通のお椀だと足りない。
一汁一菜はご飯と味噌汁とおかず1品です。シンプルゆえに、味噌汁が普通のお椀に1杯だと量が足りない気がしてきました。満足感が少なく、お腹がいっぱいになりません。
わたしが使っているのは普通のサイズのお椀ですが、もっと大きいサイズのお椀が欲しいです。単純におかわりして2杯飲めばいい話なんですが、なんかそれはちょっと嫌。最初に全部並べたいんです。
素敵なお椀を買いたいと何回かお店に探しに行ったのですが、なかなか気持ちにピッタリくるものが見つかりません。近所では見つからなそうなので、近いうちに合羽橋に乗り込もうと思います。あそこならきっと、たくさんのお椀があるでしょう。
汁物を作ることすら面倒な時がある。
味噌汁を作ることさえ面倒だな、という日もありました。
一汁一菜だと、ご飯も汁物もおかずも、どれもが大事なメンバー。特に汁物はそのメインと言っても過言ではありません。ここの内容によって、食事の満足度が変わるのです。
しかし毎日味噌汁を作ってみると、そのレパートリーの少なさに改めて気づきました。
味噌汁の具なんて何でもいいと思うのですが、わたしの場合はキャベツ・玉ねぎ・もやし・大根などが多く、意識しないとそればかりになっていました。それに具沢山にするために1回の味噌汁で2~3種類の具を入れるので、ますますマンネリ化。
豆乳味噌汁にしたり、牛乳味噌汁にしたり、かす汁にしたり、白みそにしたり赤みそにしたり・・・といった味の工夫はしましたけれど、「具を何にするか?」で考え込んでしまうことが多く、考えだすと面倒くささも加速し、なんかもう食べることを考えること自体がめんどくさい、となる日もありました。
ネットで味噌汁の具を調べたりもしました。しかしあまり真面目にやっていくと疲れるので、もっと気楽に一人分の味噌汁を楽しめると良いと思います。
食事を楽しむアイテムも重要
お盆の上に茶碗やお椀をのせて写真を撮っていますが、食事内容が質素なだけに、食器も大事な要素だなと思いました。
汁椀は大きめがいいと書きましたが、サイズの問題だけではなくて、食器の色もこだわりたい。食材に合わせて食器も色も変えた方が、料理が映えるし、楽しい気分になります。
あと、箸置きも。箸置きって別になくても困らないアイテムではありますが、なんとなく心が楽しくなる、ちゃんと食事に向かい合っている、1回1回の食事を大事にしている、と感じられる存在です。
・・・ということに最近気づきました。「箸置きなんて洗い物が増えるだけ」位に思っていたのに大変な変わりようです。
箸置きは食器と違って、かなり遊べます。デザインも様々だし、色も派手なものもあるし、食器よりも簡単に華やかを出せます。サイズが小さいから、いくつか持っていても邪魔になりにくいという利点も。
箸置きや茶碗・食器のサイズや色までも含めての食事なんだなと思うようになりました。
今後の一汁一菜生活について
・気合を入れて、一汁一菜に留める(お椀や皿を4つ以上にしない)
・大きいお椀を購入する。
・箸置きで遊ぶ
これらを取り入れつつ、一汁一菜生活を続けていきたいと思います。