2019年10月1日に新発売の「明治北海道十勝カマンベールチーズ燻製」と、けむらん亭で燻製したカマンベールチーズを比較する

  • 2019年10月12日
  • 2019年10月13日
  • グルメ

スーパーでこの商品を見つけ、一瞬声を失いました。

そりゃあそうです。わたしはこの夏、明治北海道十勝カマンベールチーズの燻製をけむらん亭で一人もくもくと大量生産していたのですから。

燻製して売られてるんだったら、自分で燻製しなくてよくね?
そう思いますよね?わたしはそう思いました。
これを買うだけで済むのなら、今までけむらん亭での作業に費やした情熱は何だったのか。ちょっとした立ち眩み的な無力感も感じつつ、ここはどうしても食べ比べなくてはならないと思い、購入してきました。

十勝カマンベール 燻製

 株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、市場が拡大しているカマンベールチーズより、おつまみシーンに適した「明治北海道十勝カマンベールチーズ燻製」を、2019年10月1日から全国で発売します。

特長① 日本人の味覚に合わせて作ったまろやかなカマンベールチーズ

特長② まろやか燻煙製法※により、クリーミーな味わいとやさしい燻製香の絶妙なバランスを実現

今回発売する「明治北海道十勝カマンベールチーズ燻製」は、当社の人気商品である「明治北海道十勝カマンベールチーズ」を、“まろやか燻煙製法”で燻製したおつまみに適したナチュラルチーズです。ブナのチップを使用して、低温でやさしく燻製することで、まろやかでクリーミーな味わいと、やさしく香る燻製香をお楽しみいただけます。大人の贅沢で上質なシーンにオススメです。
※特許出願中。

引用:ニュースリリース配信の共同通信PRWire「明治北海道十勝カマンベールチーズ燻製」

上記の紹介文より、キーワードを拾っていきます。

  1. “まろやか燻煙製法”で燻製した
  2. ブナのチップを使用して
  3. 低温でやさしく燻製
  4. やさしく香る燻製香

実際に、わたしがけむらん亭でつくっているカマンベールチーズの燻製とはこのような違いがありそうです。

“まろやか燻煙製法”で燻製した
けむらん亭はまろやかというよりは全力で燻製を作っています。まろやかな感じはしない。

ブナのチップを使用してわたしはヒッコリーのチップを使用

低温でやさしく燻製けむらん亭はやさしくというよりはガッツリ燻製にしてくれます。

やさしく香る燻製香けむらん亭で作った燻製の香りはやさしくなく、ガッツリ香ります。

それではまず最初に、いつも通りけむらん亭で「明治北海道十勝カマンベールチーズ」を燻製にしていきます。

使う機械はいつも通りのこちらです。

作り方

カマンベールチーズ:1個
チップの量:10g
燻製時間:15分

以前にこちらの記事(→けむらん亭大好き人間が送る、カマンベールの燻製究極レシピ。)で、究極のレシピは

材料:カマンベールチーズ2個
チップの量:10g
燻製時間:17分

だと書いていますが、今回はチーズが1個なので、燻製時間を17分から15分に変更しています

完成した燻製の美しい姿

ビフォー

アフター

燻製後はチーズがパンパンに膨れています。破裂するのは避けたいので、17分を15分に減らして良かったです。この美しい姿。カマンベールチーズの燻製として、完璧が出来栄え。ツヤツヤの上部からしたたるような濃い燻製の色。香りも、素晴らしく燻製。 荒熱をとってから、しばらく冷蔵庫で冷まします。

両者の比較

言うまでもなく、左がけむらん亭での燻製。燻製済み商品は、ごくうっすら色がついている程度です。

裏面の様子。けむらん亭では裏面に色が付きません。よってもともとのカマンベールチーズの真っ白な色が残っています。燻製済み商品は、うっすら茶色です。

切った断面の様子。どちらも、中身が燻製色にそまっているということはありません。どちらもチーズそのままの色。

上下に並べてみると、けむらん亭の方は体積がすこし小さくなっているように見えますね。

香り

燻製済み商品:パッケージを開けた時も燻製の香りはしません。商品に鼻をつけるくらい近づいても香りはせず

けむらん亭の燻製:近づくと強い燻製の香りがします。チーズに直接鼻を付けなくても、その前に向こうから燻製の香りを放ってきます。

燻製済み商品:ごくごく薄い茶色。ほぼ普通のチーズの変わらないくらい。若干茶色かな?くらいの色

けむらん亭の燻製:誰がどう見ても間違えないほどの燻製の色。濃い茶色。くっきりした色と滴るような色までついています。この色は、今回のチップ量と燻製時間による色の付き方ですが、好みで薄い色に調整することも可能です。

味・食感


燻製済み商品

クリームチーズのような滑らかさで、食感も柔らかい。燻製の味はごく控えめ。食べた時に感じるのはまず「カマンベールとしての味」。口のなかに、カマンベール特有の苦みが滑らかに広がります。

ブナのチップでチーズ表面を優しく丁寧に燻製しました

と箱に書かれているように、あくまでも表面だけが燻製されている。中のチーズは燻製感はほぼ感じることなく、カマンベールの味そのものです。さらに箱側面には

とあります。まさしくこの通りでした。カマンベールの味はそのままに、やさしい燻製の香りも楽しむと。商品を食べてみると、すごく的確な表現であることが分かります。この文章の通りです。
つまり、メインはあくまでもカマンベール。「カマンベールをカマンベールのまま」食べるのがメインで、ちょっと燻製感も足しました、という感じです。


けむらん亭で燻製したもの

こちらは「やさしく」とか「まろやかな」とかそういうキーワードは一切鼻にかけず、オラオラーーーーっと全力で燻製してくれています。専用の機械だからね。専用機でつくってるのに、「燻製したかしてないか分からない」程度の燻製なんて許されません。

見た目だってそうだし、味だって燻製そのもの(燻製だから)。燻製済み商品のクリームチーズのような滑らかさと違い、中は柔らかいものの、もったりねっとりした食感に変化しています。下の写真は中身をナイフで少し出してみた時の様子ですが、けむらん亭の方が固さがあり、燻製済みの方はとろっとしているのがわかりますね。
けむらん亭のものは燻製により表面がぐっと固くなり、中身も、表面に近い部分ほど固まっています。わたしはしっかり燻製されて固くなった表面も、中身がちょっと固まっている感じも好きです。

食べるとカマンベール特有の苦みではなく、その苦みが燻製という過程を通して旨味に変化している味が口に広がる。表面だけじゃなくて、中まで味が変わっています。

カマンベール特有の味は、あまりしません。もちろん普通のチーズにはない独特の苦みはあるんだけど、カマンベールそのもののソレではなく、変化しています。わたし、カマンベール特有の味が実は苦手なんですが、この燻製が好きなのはまさしくそこのところで、けむらん亭で燻製することで、カマンベールの独特の味・苦みが変化し、絶妙な苦み・ウマミが感じられるチーズに変わっているんです。

けむらん亭で燻製したチーズは、「カマンベール」ではなく、「元カマンベール」。「カマンベールを使って、新しいチーズを生み出した」と表現した方が良いかもしれない。「カマンベールのカマンベールらしさを純粋に楽しむためには、けむらん亭で燻製にしない方がよい」ということになります。
この両者の違いは、ここにありました。

違いのまとめ

燻製済み商品あくまでもカマンベールチーズ。
ほんのちょっぴり燻製の味がする(ような気がする)
けむらん亭で燻製元カマンベール。燻製により、別次元のチーズに生まれ変わっている。
カマンベール感は薄い

どちらがおすすめか

カマンベールの味・滑らかな食感が好きな人は、燻製商品を買うといいと思います。燻製されているので、手間もかからないし、軽く燻製感もあるし。カマンベールの良さは失われていません。というより、ほぼカマンベールです。

逆にけむらん亭で燻製したカマンベールチーズは「カマンベールチーズです!」とはいいがたい。「元カマンベールチーズ」であり、カマンベールらしさは消えて、別のウマミをもつチーズとなっています。燻製されたチーズが好きという人にお勧めしたいです。こちらの方が断然燻製感が強いです。

カマンベールの燻製が食べたいんじゃない。
燻製されたウマイチーズが食べたいんじゃ

という人はけむらん亭で燻製にして下さい。

カマンベールチーズがとにかく大好き。
たまには違う味のカマンベールチーズもいいかも。
こういうニーズの場合は、燻製済みを買うといいです。
わたしはあきらかに自分で燻製した方が好みでした。

 

最新情報をチェックしよう!