シャンドワゾー グラシエ ショコラティエは、シャンドワゾーの2号店。
シャンドワゾーには2店舗あり、扱っている商品が違います。わたしが両店舗に行ってきたところ、このような違いがありました。
パティスリーショコラトリー シャンドワゾー(1号店)
・・・焼き菓子・ケーキ・チョコレート
シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ(2号店)
・・・アイス・チョコレート・イートインスペース有
1号店をメインの洋菓子店とし、2号店はアイスとイートインスペースを中心として、アイスを食べに来たお客様がついでにチョコレートも買えるようにチョコレートも置いている、という印象を受けました。
わたしはこの日、1号店でチョコを購入→2号店という順番で行ったのですが、そこで信じられない物を見てしまいました。まずはこちらが2号店の店内の様子。
この2号店の左側のショーケースを見て下さい
こんなふうに、チョコレート商品が並べられているんですが、信じられないものに気づきましたでしょうか?アップしてみますよ?
これです。訳ありショコラ。チョコレート1個で240円とか270円とかするチョコレート専門店なのに、訳あり商品としてお徳用詰め合わせがあったのです。
えっ・・・・って思いましたよ。さっき、自分用に箱入りのチョコ買ってきたばかりだけど、これ超お得じゃない?って。こっちのお店に先に来ていたら、向こうでわざわざ箱入り買わなかったかも、って。どう考えてもお得そうだもの。だけど専門店だし、こんなお得な商品を販売しちゃっていいのでしょうか?気になったので店員さんに聞いてみました。






店員さんとの会話で分かったことをまとめます
2. 味は通常商品と変わらない
3. 1袋に5個入っている
4. 中に入っているチョコレートの種類は選べない
5個入りなので、1000円として単純計算しても、1個200円。これは値段的にはお得過ぎる。ただ一つ、わたしにとってマイナスなのは「チョコレートが選べない」こと。この商品は「訳ありショコラ1つ」という注文の仕方で、注文した数の訳ありショコラの袋を店員さんが用意してくれます。
訳ありショコラの袋を並べて、中を見てから自分が好きな袋を購入できる、というわけではありません。ここが難点といえば難点です。
今回は食べたいチョコは箱入りの方で選んで購入してるので、試しに1袋、訳ありショコラを購入してみることにしました。
訳ありショコラの値段
訳ありショコラ:1袋 920円税込(5個入り)
どのくらいお得なのか
ショコラ5個入り 1389円(箱代300円込み)+税=1500円(税込)
1500÷5=300円 チョコレート1個あたり300円
個別の価格+箱代で計算した場合
(今回の訳ありショコラは223円の物が5個だったので、同じように計算しています。)チョコ:1個223円税抜き×5個=1115円
5個入り箱の箱代:300円税抜き
合計(1115+300)+税=1528円(税込)
1528÷5=306円 チョコレート1個あたり306円
訳あり価格
訳ありショコラ(5個入り)852円+税=920円
920円÷5=184円 チョコレート1個あたり184円
訳ありショコラの場合、箱ではなくビニールの袋に入っています。それぞれが小さい袋に入っていて、それら5個を一つのビニール袋にまとめてあります。よって箱代はありません。
通常価格で、予め箱にいれてある5個入りの商品の場合、1個当たり300円
自分で好きな物を5個選んで箱に入れてもらった場合、1個当たり306円
訳ありショコラ 1個あたり184円
パッケージされた商品(ショコラ5個入り)と、訳アリショコラで比較すると、1個あたり300-184=122円となり、訳ありショコラは、通常価格より1個当たり122円お得になります。
今回の場合、5個全てが税込240円の商品でしたのでこの計算となりますが、訳あり商品の中に270円の商品(この日に並んでいたものでいうと、オペラ)が入っていた場合には、お得感はさらに上がります。
*なお、これらのチョコは軽減税率(8%)対象商品とレシートに記載されていました。

訳ありショコラの内容 入っていたチョコレートの種類
今回わたしが購入した商品の構成は、このようになっていました。
まさかのトンカかぶりしていますが、まぁいいでしょう。キャラメルとヴィオレは通常価格でも購入しているので、これもかぶってるっちゃかぶっています。でも、食べたかったものなので問題なし。
『どの程度訳ありなのか』詳細
ここからは個別に、訳ありになった理由を探っていきます。
ライムジンジャー


このチョコだけを見ていると分からないのですが、商品紹介リーフレットの写真と比較すると、少しツヤが足りないような気が、しないでもない。裏側は若干へこんでいる分があり、これが訳ありの理由なのかも。
キャラメル
キャラメルは通常商品を購入していたので比較してみました。商品裏面の写真です。左が訳あり商品、右は通常商品。訳ありの方は、小さいへこみ(穴)が開いています(中身が漏れたりするほどの穴ではないです)
ヴィオレ
これも通常商品を購入していたので比較してみました。左が通常商品、右は訳あり商品。すごく分かりにくいのですが、訳ありの方は、ツヤが弱め。光の反射具合で、左の方がツヤがあるのが分かるかと思います。ただ、これも通常商品を買っていたから比較出来たのであって、訳ありの方だけ買っても何が訳アリなのか分からないというレベルです。
トンカ


それぞれの味について
ここでは、個別で購入したチョコとかぶらなかったものについて、レビューします。
ライムジンジャー
トンカ

▼調べてみるとこういう豆のようです。杏仁やキャラメル、バニラに似た芳香の香辛料で、香料やお菓子に使われているようです。ガナッシュの食感はわりとしっかりしていて、さっと溶けるというよりはねっとりと溶けていきます。ぱくぱく食べるにはもったいない、絶妙なフルーティーさを時間をかけて味わいたいチョコレートです。
訳ありショコラまとめ:結局おすすめなのかどうか
値段的には圧倒的にお得です。また、訳ありショコラの訳あり理由も、大した訳ありではないとわたしは思います。ただやはり1粒で240円や270円もする商品ですから、お店側としては少しの妥協も許されない・完璧な商品のみを提供することになるのだろうと思います。それに該当しない商品を少しでもお安く売ってもらえるのはお互いWIN-WINで、わたしとしても大変有り難いです。
確かにプレゼントされる分には「完璧なチョコレート」を求めるかもしれません。ですが自分で食べるわたしにとっては傷やツヤの有り無しも全く気にならないレベル。原型をとどめないほどの訳ありであればちょっと考えますが、ほんの軽い傷があるだけで味も変わらないので、本当にお得な商品だと思います。
ただ1つの欠点と、おすすめの購入方法
食べたい味を選べない。
これがわたしにとって、訳ありショコラ唯一かつ最大の欠点です。ですので、これを克服するために2つの購入方法を提案します。
1.どうしても食べたい味を先に個別で購入し、同時もしくはその後に訳ありショコラを数袋購入する。
メリット:食べたい味を確実に確保できる。購入から店舗を後にするまで、スムーズ。
デメリット:先に購入したチョコが、訳ありショコラの方にも入っている可能性がある。
2.先に訳ありショコラを数袋確保し、その後、どうしても食べたい味を個別で購入する。
メリット:『先に個別で買ったチョコが訳ありショコラにも入っている 』というカブリ事態を避けられる。
デメリット:梱包してもらったのに広げたり、中身の確認後に再入店したりするのが恥ずかしい。
2.の場合、先に訳ありショコラを数袋購入します。中身を出して、かぶっていないか、食べたい味が入っているかどうかなどチェック。ここで食べたい味が入っていればそれ以上買わなくていいし、なければ足りない分を個別で買います。チェックしてから個別で買うので、カブリを避けることが出来ます。ただ、店員さんがせっかく丁寧に梱包してくれたチョコを、どこかで広げる必要があります。店内でやるには勇気がいるし、外で広げて確認したあとにまたすぐにお店に入るのも恥ずかしい(恥ずかしい場合は、2号店には再入店せず、1号店に行くとよいです)。
*訳ありショコラが争奪戦になるほど人気だとするならば、入店したら真っ先に確保しなければなりません。
わたしとしては、購入したらスムーズに帰りたいし(再入店は恥ずかしい)、同じチョコが数個あってもいいので、1の方法で購入します。むしろかぶって同じ味が二つあると、二つあるという心の余裕を持ちながら食べられるというメリットがあります。
注意点
*この訳ありショコラが購入できるのは2号店です。1号店にはキレイな商品しかありません。
*2号店では訳ありショコラだけでなく、通常のチョコレートも売られています。1号店と2号店では違うチョコレートもありましたので、狙っているチョコレートが無い時は、両方の店舗に行ってみると良いと思います。
*訳ありショコラなので、いつでも購入できるのか、どのくらいの個数を購入できるのかということは分かりません。日によっては失敗が少なくて、訳ありショコラが産まれてこない日もあるかもしれませんので(わたしの予想ですが)、店員さんに確認してみて下さい。