以前勤めていた保育園では、職員も子どもと同じ給食を食べていました。わたしが好きだったメニューの一つがこの「ヨーグルト」。
一人分ずつカップに入った市販品ではなく、栄養士(調理もする)が作っていたんですが、それがおいしくて!濃厚で滑らか。濃厚というとギリシャヨーグルトを想像するかもしれませんけれど、そういう固さはなく、ひたすらなめらか。もちろん子どもたちにも大人気のメニューでした。
普通のヨーグルトなのになんでこんなにおいしいの~~!と感動しつつ、でも企業秘密かもしれないし、聞いちゃいけないかな?なんて我慢していたのですが、ある時「やっぱり聞きたい!」と思って勇気を出してインタビューしました。はたして、教えてくれるのでしょうか。


拍子抜けするほどあっさり教えてくれました。聞いてみるもんですね。
それからというもの、わたしが家でヨーグルトを食べるときは必ずスキムミルクを入れています。
スキムミルクという謎がとけたところで、では「家で食べるヨーグルト1回分」に、スキムミルクはどのくらい入れたらいいのか?ということを研究してみました。
材料


作り方:スキムミルクの量を調整する
1回で食べるヨーグルトは100gとし、スキムミルクの量だけ変えていきます。


スキムミルク小さじ1
少しだけ濃厚になりました。濃厚すぎるのが苦手な方はこのくらいでもいいかもしれません。

スキムミルク小さじ2
先ほどよりは濃くなったはずですが、大きな違いはありません。

スキムミルク小さじ3
かなり濃厚でねっとり。濃厚が好きなわたしでも、このくらいの濃さで十分です。
ヨーグルト100gに対しては、スキムミルク小さじ3杯が上限でした。甘味はお好みですが、ヨーグルト自体にコクがあるので、ジャムやはちみつよりもシンプルなお砂糖が合うと思います!
実食
スキムミルク小さじ3杯入りのヨーグルト。見た目は普通のヨーグルトのほぼ変わりませんが、スプーンですくってみると、とろとろねっとり感がわかります。ヨーグルトと泡立て済みの生クリームの中間のような濃厚さ。高級感あふれるヨーグルトに早変わりです。ヨーグルトの酸味が消えるので、すっぱいのが苦手の人でもおいしくたべられると思います。
栄養素について
ヨーグルトはもともと栄養があるものですが、スキムミルクを入れることによって栄養素が爆上がりします。スキムミルク小さじ1杯は3.3gですので、栄養価は以下のようになります。(今回使用したヨーグルトとスキムミルクの栄養成分です)
エネルギー(kcal) | タンパク質(g) | カルシウム(mg) | |
ヨーグルト 100g | 65 | 3.2 | 110 |
スキムミルク小さじ1(3.3g) | 11.8 | 1.1 | 39.6 |
スキムミルク小さじ3 (9.9g) | 35.4 | 3.3 | 118.8 |
- エネルギー 100.4kcal
- タンパク質 6.5g
- カルシウム 228.8g
という結果になりました。
【レシピ】おいしいヨーグルトの作り方:まとめ

このヨーグルトは濃厚でおいしいし、栄養価も高い。カルシウムってなかなかとれなかったりするので、無理なく手軽にとれるのもいいです。それに「おいしいヨーグルトってお値段もそれなり」だったりしますが、これなら400gとか500g入りの大きいカップのヨーグルトにスキムミルクを混ぜるだけなのでコストも低め。とってもおススメです。まろやかな味なのでお子様も食べやすいですよ!