Kindle Unlimitedで興味のない本を読んでみた

  • 2020年4月19日
  • 2020年4月19日
  • 生活

本好きの方なら、Amazonの電子書籍読み放題サービスついて目にしたり、やってみようか検討したりしたことがある方が多いのではないでしょうか。

昨年Amazon Prime会員になったわたしは、長らくプライムリーディングで読書を楽しんできました。しかし物足りなくなってきたので、この度Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)を試してみることにしました。

Kindle Unlimitedの特徴は、簡単に言うと、「プライムリーディングより、いっぱい本が読める」ということ。プライムリーディングが約900~1000冊(2020年4月現在)に対して、Kindle Unlimitedの場合は、和書は12万冊・要所は120万冊という圧倒的な差です。

ということは。

自分がこれまでに出会ったことのない本・興味のない本・手に取らなかった本・これから先も読むことはないだろうと思われる本に出合う確率が高いということです。

本屋さんで本を買うときは「読みたい本」を買いに行くわけだし、図書館(わたしのメインの読書場)では、読みたい本を予約してから行きます。普通の精神の人間であれば「読みたくない本」をあえて買ったり借りたりはしませんよね。貴重な時間とお金がムダになります。

しかしこのKindle Unlimitedの場合、何冊借りても借りなくても定額。借りるのは「ポチ」っとボタンを押すだけで実に手軽、図書館のように借りて家に帰り、読んでまた図書館に返しに行って・・・という手間がありません。

図書館は「お金はかからない」けれど、行って帰ってまた返しに行って・・・はかなり面倒。読みたい本ですらそうなのですから、読みたくない本のためにそんな面倒なことはしたくない。

ですのでKindle Unlimitedの利点をもってすれば、「あえて、興味のない本を立てつづけに読んでみる」という地獄のような体験も、デメリットを最小限に出来るので気軽に取り組めるのです。

興味のない本を読む

これまではもちろん「興味のある本」ばかりを借りて読んでいたのですが、あえて「まったく興味のない本」の読書に取り組んでみることにしました。新しい体験は、脳を活性化させ、わたしに新しい世界をみせてくれることでしょう。

興味のない本の選び方ですが、Kindle Unlimitedのトップ画面から「読みたい本を探す」をクリックするとこの画面に飛びます。

ここでジャンル別に本を探せるようになっていますので、この画面のジャンル別に選んでいきます。

文学・評価

台湾を救った根本博という将軍について書かれているようです。戦争のころの中国や台湾の歴史・日本とのつながりとか、戦争のころの人物とかに興味がある人には非常に魅力のある本だと思います。

わたしがこの本を「栄えある興味のない本1冊目」に選んだのは、わたしがそういったことにまったく興味が持てないからです。

ダウンロードしてから分かったのですがこの本はけっこうボリュームがあり、それを知っただけで読む気も失せました。「はじめに」と「プロローグの数ページ」はなんとか頑張って読みましたが、それ以上は読めませんでした。

あまり興味のない本でも、「おわりに」とか「あとがき」は目を通すことが多いですが、この本では無理でした。それは「おわりに」も「あとがき」も、なにやら難しそうな政治臭がプンプンだったからです。

 

はじめに、でこの方にとって読書とは「投資活動そのもの」でありこの上なく割りのいい投資だと書かれています。本から学んだことを活かせば、10倍とか100倍の利益が返ってくるのだそうです。

もうね、この時点で「あー、わたしとは生きる世界が違うヒトなんだなぁ」と思いましたよね。わたしは読書が好きではありますが、それを活かして利益を生み出したことはありませんからね。

そしてはっきりと「読書家のための本ではありません、ビジネスで成功したい人のための本です」と書かれています。

著者は「もともと本は嫌いだったけど、たくさん本を読むようになり、それをビジネスに活かしている」という方のようですが、かたやわたしは「もともと本が好きで幼いころから読書が大好きだけど、それを何も活かせていない。読むことが楽しいのであって、何かに活かそうという気もないし、ビジネスでも活かしていないし、そもそもビジネスをしていない」といういわば両極端。

なので「あなたは無駄な読書をしているね」と責められているような気がしました。

この本は「ビジネス書を多読して、それを仕事に活かす方法」が書かれているビシネス書です。わたしはビシネスはしていないけどビジネス書を読むのは好きなので、この本は「興味は持てない」ながらも一気に10分くらいでさーーーーっと最後まで流し読みすることが出来ました。

上記の、歴史とか昔の人物が出てくる本よりは、ずっと読みやすかったです。

コンピューター・ITは、もっとも興味のない部門です。その中から選んだこの本は

  • コンピューターの中身を詳しく知りたい人のための解説書
  • CPUの動きをパソコン上で再現する、エミュレーターとよばれるソフトウェアの作り方が主な話題
  • C言語を学び終えて、いよいよコンピューターの内部を知りたいという方を対象としている

主なゴールは以下の2点を伝えること

  • 機械語レベルでのCPUが動く仕組み
  • X86 CPUエミュレーターの作り方と改造の仕方

これは「はじめに」に書かれている内容です。興味ない本を選ぶという点で、ここまでぴったりくる条件の本は他にはないのではないかというくらいぴったりの本です。

いったい何を言っているのか。意味不明です。一番最初の

  • コンピューターの中身を詳しく知りたい人のための解説書

という部分の意味は分かりますが、残念ながら対象の人間ですらないようです。あとの文章にある、CPUとかエミュレーターとか機械語とかは、日本語として発音は出来るけど、意味は分かりません。

この「はじめに」の次のペーシは目次になっていますが、ここではもっと「とても日本語とは思えない」専門用語が遠慮なく飛び交っていています。

さらに内容に入っていくと、アルファベットと数字が羅列してあって、これはもう「歴史に興味持てないんだよね」とか言っているレベルではなく、宇宙語。歴史の本なら、興味がなくても頑張れば「なんとか読める」気はするけど、こういうパソコン関係の本はきわめて趣味性が強くて、これまでの人生でこういったたぐいに手を出したことはないし今後も手に取ることはないでしょう。

こういうことに興味をもったり取り組んだりできる人のことは、全く理解できないと同時に心から尊敬します。

高校時代、化学の先生に「いろいろ分からなくてもいいけど、とりあえずmolモル)だけは憶えてね」と4月に言われたけど、1年が終わるころになっても全く理解出来なかったということがありましたが、それを思い出しました。興味が全く持てない世界のことは、ひとつも覚えられません。仮に覚えようと頑張っても難しいです。

趣味・実用

アニメにも鉄道にも興味のないわたしが選んだこの本。アニメの中にでてくる鉄道のシーンがどのページにもちりばめられています。鉄道には興味はありませんが、挿絵がアニメなので、いわゆる「鉄道オタク」までいかなくてもなんとなく「キレイなシーンだな」という感じでページをめくっていけます。

聖地と聖地巡りとかスタンプラリーとかジブリの鉄道描写、「銀河鉄道999」の作者である松本零士先生のインタビューとかいろんなアニメの鉄道名シーンとか、ディープな世界です。この手の物が好きな人にはたまらない楽しさがあるのだろうと思います。

興味のある人にとっては素晴らしい本であろうということは、容易に想像がつきます。

これまで上記で紹介してきた本と違って「難しい」本ではないので、眺めているだけでもそれなりに楽しめます。いろんな趣味の人がいるのだなぁと勉強になりました。

薄毛が気になっている男性向けの本です。薄毛をいかにカバーするか?ということが、いろいろな角度から描かれています。

薄毛の進み方とか、似合うカットとか、どうやってセットするかとか具体的な内容です。

わたしは多毛で悩んできた人間なので、薄毛の悩みは共感が出来ないのですが「いろいろ大変だよね」という点では共感できます。いろいろな悩みがありますね。

わたしには「興味が無い」というよりは必要がなくて手に取らない本ですが、難しい内容ではないので「読みにくい」ということはありませんでした。内容は具体的だし、絵や写真がたくさんあるので分かりやすいです。出てくるモデルさんがいわゆるイケメンばかりではなく、かっこいいとは言い難い普通のどこにでいるようなおじさんばかりなのも好感が持てます。

薄毛の悩みを抱えだすのは「おじさん」たちなのですから、読者にも共感を得られやすいモデルさん(おじさん)を選んでいるのだろうと思います。

これは小説です。読書好きなわたしですが、小説は苦手です。「作られた話でしょ?」という気がしてしまうからです。それでもあえて小説を読まなければならないとしたら、日本文学とかロシア文学とか、昔からある超有名なお話に挑戦しますし、実際に時々挑戦することもあります。

ですのでこの「ライトノベル」という分野は、それだけでわたしにとってはハードルが高い。今回選んだ本ですが、ゲームとかアニメのような挿絵が少ないながら入っていますが、全体としてはライトな小説という感じ。

わたしも小学生や中学生くらいの時は、こういった小説を夢中で読んでいたころもあるし、だからちょっと(ほんの数行)よんで「あぁ、こういうのって、この世界にどっぷり入り込んで読んだら楽しいよね。女子中学生あたりで、めっちゃ好きな子いそう」と思いました。

しかし今のわたしは、その世界に入り込むことは1ミリも出来ませんでした。こっぱずかしいというかなんというか。ダウンロードして読もうとしてはみたものの、体が受け付けませんでした、ごめんなさい。

キャパという雑誌。これまで、いろんなジャンルの雑誌を読んできましたが、この雑誌は見たことも聞いたこともありませんでした。初耳です。世の中広いですね。

表紙にカメラを持った女性がいますが、これはカメラ雑誌のようです。いろんなカメラが紹介されています。わたしはカメラにも興味がないので、いろいろなカメラが紹介されていてその性能が細かく説明されていても読む気が起こりません。しかしもし好きであれば、端から端までぎっしりと書かれたそれらの情報は知的好奇心を刺激し、このカメラを買ったらこんなものを撮りたい、あんなものも撮れるかもといった楽しい想像を掻き立てるでしょう。読むごたえ抜群の雑誌であろうことは素人にも分かります。

また、カメラ雑誌だけあって、おすすめカメラを使ってとった写真も多数掲載されています。海だったり空だったり花だったり人物だったり動物だったりいろいろですが、それらの写真はとてもキレイ。

キレイに写真が撮れるもんだなぁと単純に思いました。難しい技術やカメラやレンズのことは分からないけれど、綺麗な写真を見るのは楽しいです。

カメラだけでなくカメラに関する小物の紹介もあれば、写真をとる技術の話、フォトコンテストなどもあり、カメラ好きには必見な雑誌なのだろうということが分かります。知らない世界をのぞき見したような、気分になりました。

コミック

異世界転生もの、流行っているみたいですね。わたしはマンガも好きですが、こういったたぐいのものはほぼ読んだことがないので読んでみることにしました。。

ライトノベル同様、この世界観に入り込めるかどうかで楽しさが変わってくると思います。わたしはちょっと引いてしまって、「楽しんで読む」までには至りませんでしたが、マンガなので「興味を持てない小説」よりは読みやすく、苦しみは少なかったです。

内容を理解する・頭に入れることは出来ませんでしたが、ページを最後までめくることは出来ました。(ライトノベルは、それすら無理でした)

まとめ

いろいろな分野の「興味のない本」に挑戦してみました。結果は以下の通りです。

何言ってるのか分からない・意味不明№1:コンピューター・IT部門
興味が全くわかず、拒絶感すら感じる№1:ライトノベル部門

上の2分野に比べればその他の分野本は、それが好きな人もいるんだろうなと理解も出来るし、興味が無いながら頑張ればなんとか読めそうだと思いました。

興味ない本を次々に読んでいくのは疲れましたが、世の中にはいろんな趣味があり、いろんなニーズがあり、いろんな人がいるもんだなと家に居ながらにして感じることが出来ました。それなりに世界は広がりました。

 

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