陶芸教室23回目

  • 2020年3月24日
  • 2020年4月18日
  • 陶芸

陶芸教室23回目の活動記録です。

釉薬がけ

家で作った箸置き3個を釉薬掛けします。写真の上の方に見えている色が、それぞれの出したい色見本です。

箸置き1個目

 

釉薬:天然土灰
濃さ:普通
かけ方:ズブがけ
焼き方:酸化
真ん中だけ、筆でぐりぐりと4回くらい塗っています。
今回の初めて筆で釉薬を塗る
この箸置きは、お皿っぽい形になっているのですが、この皿部分に天然土灰を筆で厚塗り。
天然土灰は『濃くかけると貫入が入るけど、縮れやすい』という性質があるそうですが、このような内側の場合は縮れにくいと聞いたので「こりゃあいっちょやってやるか!」と、これでもかこれでもかと厚塗り。
綺麗な貫入になるのか、縮れておかしなことになるのか。
小さい作品は冒険しやすくて楽しい。

箸置き2個目

釉薬:透明
おちょこ上:ガラス
濃さ:普通
かけ方:ズブがけ
焼き方:酸化
トックリとおちょこが合体した形の箸置き。居酒屋をめぐるTV番組を見ていた時、こういう箸置きを使っているお店があって
なんてかわいいの!
と驚いて、次の日に即、記憶を頼りに自分で作ってみた作品。粘土があれば「こんな風なものがあったらいいな」というのが再現出来てしまう。楽しい。
TVで見かけた箸置きの色は忘れてしまったけど、わたしはこれを黒泥土で作りました。おチョコ部分には「水が溜まっている透明感を出したいな」と先生に相談すると、「それならガラスという手もありますよ」と教えていただきガラスに挑戦。
今回の初めて2釉薬のかわりにガラスを使う
先生が持ってきてくれたガラス見本。
釉薬よりくっきりした色と、水っぽいキラキラ感。一瞬で目を奪われ、今回はこれに決定。「衛生面で食器には向かないけど、アクセサリーとかにはいいですよ」だそうです。今回は箸置きだけど、食べ物をのせるわけではないし、OKOK。
このガラスがこまか~い粒になっていて小さいスプーンでおチョコにのせていきます。水っぽい青色を出す為、土が黒なのでいったんおチョコ上部に藁白をのせ、その上にガラスを置きました。これは出来上がりが楽しみだぁ。

箸置き3個目

 

釉薬:キセトR
濃さ:普通
かけ方:ズブがけ
焼き方:酸化
寝かせたトックリ型。トックリの上を開けてあるので、せっかく覚えたガラスをこの部分に詰め込もうかと思ったのですが、寝ている形ゆえ寝かせて焼いたときに流れるとのことで断念。

おわん

釉薬:土灰貫入
濃さ:普通
かけ方:ひしゃく(内側・外側)
焼き方:還元
土灰貫入という釉薬、わたしは好みなのですが、ものすごく固く沈殿します。沈殿しやすい釉薬らしく、使うたびにコッチコチ。なのでこの色を使いたいと思うと、釉薬を溶くのにかなりの時間を使うことになります。限られた時間なのに、時間がもったいないと思ってしまいます。でも使いたいし・・・。
この曜日の先生は釉薬を溶くのを手伝ってくれるのですが、こんなことを手伝わせて申し訳ないなぁと思うと同時に、時間短縮になるのでとてもありがたい。わたしはあんまりズーズーしいことは言えない・言わないタイプなので、教室の片隅で1人静かにうずくまってバケツと格闘していると「手伝いますよ」と言って、先生が来てくれます。
陶芸教室の先生ってこういうことまでやってくれるんです。作り方を教えてくれるのはもちろんですが、その他いろいろな「やりたいこと」をサポートしてくれます。
サポートの仕方は先生によってだいぶ違いますが、陶芸教室の生徒は基本「ご年配」の方が多いし、男性よりも女性の方が多い。
ですから、力仕事なんかは先生がかわりにやってくれることが多いし、手をケガしている生徒いさんの場合は菊練りもやってあげていたし、何ならろくろを回してて「ちょっとうまくできないのよー。もう疲れちゃったからさぁ、形作ってくれない?」というおばあ様もいました(これも、やってあげていました)。いろいろありがたいです。

白化粧皿

削り

前回作ったお皿。この削り作業をしてから白化粧をかけます。

手回しのろくろの上にのせて、ろくろを回しながら削っていきますが、選んだろくろが悪かったようでめったやたらと止まる。カンナとかヘラをあてると半回転で止まる。ひたすら時間がかかるし、回す手が疲れるし。

全力で「とりゃーーーーー!!」って回すんだけど、机の上には水がはいった入れ物も水筒も他の人の荷物や作品もいろいろあるので手が当たりそうで怖い。電動ろくろの方がラクだけど今日はわりと電動ろくろスペースが混んているし、わたしも意地になってろくろを回してた。だけど、高台の広さを狭めるところから全然進まなくて。

・・・というあたりで仙人みたいなおじいちゃん会員さんが来て「電動ろくろでやりなさい」と指示。それを受け、別の会員さんも「ここ使っていいから」と荷物をどかしてくれて、ここからは電動ろくろで削りました。

同じ教室にかよう会員であってもそのレベルは様々で、このおじいちゃん会員さんはプロレベル。作った作品を販売されているみたいだし、同じ作品を同じようにいっぱい作って、釉薬掛けもため息が出るほどに美しくて。プロレベルっていうか、プロなのかも。
「あの人は20年前にこの教室が出来た時からいたけど、その時すでにおじいちゃんだったよね」というウワサを聞いたことがあるので、年齢もかなりのおじいちゃんなんだと思う。

その方がずっとつきっきりでその日は教えてくれたんだけど、その後の削り作業も結局ほぼやってくれました。

おじいちゃん会員さんの教え1

高台(広さ)は5ミリに仕上げる
わたしはこの日、1cmからなかなか細く出来なかったのですが(ろくろが回らないから)、あっという間に、さーーーーーーーっとここまで仕上げてくれました。彼の場合、普段は3ミリに仕上げるそうですが、最低でもこのくらい(5ミリ)までの削りは必要で、「それ以上だと重くてダーメ、使い物にならん」そうです。ヘラ使いを細かく教えてくれたし、目の前で削ってくれたので、見て学ばせて頂きました。
おじいちゃん会員さんの教え2
削り作業は電動ろくろを使え
電動ろくろは一定のスピードで回り続けます。手ろくろだとすぐにとまるし、回すことにもエネルギーを使います。そのエネルギー消費はかなりのもの。電動ろくろだとヘラの傾きだけに集中できるんですね。そして均一に削れていく。ろくろはスピードがすぐに落ちるので、均一に削れません。特に今日はろくろが止まりまくるので、1まわしで削れるのは一部だけ。そうするとどんどん歪んでしまいます。上手な人がやればそんなことはないと思うので「慣れるまでは」と電動ろくろは使わずにやってきたけど、やってみて改めて、「周り続けてくれるって有り難いな」と思いました。
断然やりやすい。

白化粧をかける

削り後は、おじいちゃん会員さんの指示のもと、白化粧をかけていきます。

どんな風にかけたいの?
一部だけハケで塗るとか・・・
との問いに
いえ、白化粧を全体に、
どーーーぷりかけたいんです!!
と、ここだけは即座にきっぱりと、自信を持って返事をしました。経験も技術のないくせにやりたいことは主張する。昔はね、それさえ言えなかったんです。やりたいことをやりたいって言えないわたしでした。そんなの恥ずかしいって思ってた。でも、もうそんなわたしは卒業なのだ。やりたいことはやりたいって言っていいし、やってみたらいい。
そんなわたしの返事を聞いて「うーん、そうか・・・。じゃあ、ああしてこうして・・」とやり方を考えてくれているご様子。
白化粧、難しいことはわたしも分かってるんです。崩れやすいって聞いてるし。でもやってみたいんだもの、しかもどっぷりとつけたい。

やる前にドライヤーを用意。崩れやすいので、今回は全体をずぶっとはつけず、外側と内側を別々にかけることにしました。
まずは白化粧をいれたバケツに、沈めるように外側だけをフチまで付けます。

ただちに電動ろくろの上にのせ、ゆっくりまわしながらドライヤーをかけます。

電動ろくろの上に手ろくろとカメイタをのせています。

乾いたら、中にお玉1杯の白化粧をいれ、くるくると口元までゆっくりまわして一気に捨てる。
すぐにドライヤー。
こんなに注意深くやっているにもかかわらず、美しくつくってくれた高台の一部が崩壊していました。
彼はここに粘土をのせ、何度も手でなぞって見事に再生。さすがだなぁ。
側面は全部ドボンと付けたのに、裏面にかかっていない部分がかなりある。
めんどくさくなって「ここはもうこのままでいいです」と言ったんだけど、やっぱりキレイにしとこうとハケで塗ってくれました。
ハケで塗ることでこういうハケ模様が出来るんですね。
おじいちゃん会員さんの教え3
フチの白化粧はふき取れ
白化粧のフチはとにかく欠けやすい。だったら最初からふき取っちゃった方がいい。
というのが彼の考え方。有無を言わさず、キレイにふき取ってくれました。
これで出来上がり。素焼きに出します。

少しだけ練習

この時点で16:00。あと1時間なので、何かをはじめるには中途半端な時間です。残った時間は、皿を作って余った粘土350gでお皿を作ってみました。

粘土に空気が入っていたようで、いっぱい穴が開いてしまいました。そして思いっきりどんどんのばして歪ませて潰して終了にしました。

新しい技術をいっぱい学んだ一日でした。

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