陶芸教室22回目の活動記録です。
象嵌のお皿:仕上げ
前回も終わらなかった削り作業。前回はこの作業に取り掛かる段階で既に17:00近く、先生は「そんなにかからないだろうから、今日終わらせちゃえば?」という雰囲気だったけどわたしは絶対に「これは時間かかるだろうなぁ、ちょっとやそっとでは終わらないぞ」と思ったので次回に持ち越したのでした。
今日はさすがにもうこのお皿は仕上げたいと思い、最初に取り掛かりました。この状態から削りスタート。
途中経過。
一応全体は削れていますが、何だかぼやっとしています。写真左のヘラで削っていたのですが、とてもやりにくい。次に写真右のしゃもじみたいな形のヘラで削りました。
最終的に使ったのはこのヘラ。先生が持ってきてくれたこれが一番削りやすかったです。この道具で細かい部分までカリカリと削り取り、白くもやっとした部分をなくしていきました。


マグカップの削り作業
第19回目で作ったマグカップの削り作業を行います。この作業、本当はだいぶ前にやるはずだったんだけど、その間に石膏をやったり象嵌に手間取ったりで、だいぶ後回しになってしまいました。
内側の丸みに合わせて削っていったらこんな形に。
あれれ、こんな形を作りたかったんじゃないんだけど。でも仕方ないので流れにのってけずれるところを削っていったらこうなった。
うーん、こりゃもう完全にマグカップじゃねえな。変だもん。こんな形のマグカップ。
もちろん趣味の世界なので「わたしの作りたかったマグカップはこういう形。だれが何と言おうと、これが思ってた形です」って言えば、それはもう、「そうですか」としか言いようのない世界。先生も、「高台はもうちょっと小さい方がいいけど・・・まぁ、これでマグカップにしたって間違いじゃないんですよ」と言ってくれる。
この日、わたしの近くでは電動ろくろでカップを作っている人がいて、その人も『思った形』にはならなかったようで「なーんか違うんだよねぇ。なんか違う。こういう形が作りたかったっていえばそれまでなんだけどさぁ」と言っていました。
そうなんです。陶芸の世界では、どんなに歪もうが変な形だろうが作者が

それがいい
むしろそれを作ってた
と言い放てば、全ての問題がなくなるんです。魔法のような納得の仕方。
マグカップのとって部分も作っていたけど、やっぱりわたしとしては納得がいかないので、マグカップではなくお椀ということにして終わらせました。残念。
ころんとした丸みのあるマグカップをイメージしていたのに、どうしてこんなに高台を出さざるを得なくなったのか?と言えば、「内側の底部分が狭すぎたから」だそうです。
次回気を付けよう。
白化粧の皿作り
前回は象嵌という技で白化粧を使いましたが、今回は全体にどっぷり白化粧をかけた『白化粧の皿」を作りたいと思います。形は『今、家でよく使っていてとても使いやすい』直径21.5cmで縁に丸みがあるお皿。赤土1kgで作っていきます。
直径21cmの皿(今回の場合)
このような縁が上向きの皿の場合は、高台はそれほど広くなくてよい。
今回は
高台:幅16cm・厚み1.5cm、直径23cm(出来上がり21cm)
を目安に作っていきます。
叩いて伸ばし、幅16cm、厚み1.5cmで切ります。ここまでは良かった。(とはいえ、この作業も何度もやり直しています)
仕上げていったら、直径が足りない。
写真だと大きくみえるけど、すでにこの段階で右の黒い皿より小さくなってしまいました・・・。
出来上がりはけっこう小さくなってしまうだろうな。形はまあまあ似たものが作れた。
いつもなら先生を呼んで最終的にOKをもらうのですが、この日は先生が忙しくて他の方につきっきりだったので、自己判断で「もう、これでできあがり!」と決めてしまいました。
この日も17:00ぎりぎりまで作業しました。