銀座エリア最大の商業施設GINZA SIXの地下2階にある『Viennoiserie JEAN FRANÇOIS(ヴィエノワズリー ジャン・フランソワ)』。
わたしはこのパン屋さんでパンを買うために銀座に行くと言っても過言ではない、というくらいに通い続けているパン屋さん。前回はキャロットブレッドをご紹介しましたが、こんかいはめんたいフランスをご紹介します。
辛子明太子で有名な「やまや」と共同開発したという『めんたいフランス』。
開いてみましょう。
はしからはしまで、めんたいこが塗られています。丁寧な仕事ぶりが嬉しい。こういうところ、意外に気になります。
このめんたいフランス、パンはちょっと固めでもちもち食感。めんたいこペーストは、めんたいことバターのコクがすごい。塩加減も素晴らしい。
このパンは「ううむ」と唸るような美味しさではなくて、一口目から

もぐもぐもぐ・・・・
という大変分かりやすい美味しさがあります。むずかしいことヌキで単純にめっちゃうウマイ。濃い味が好きな人や、子どもも大好きな味だと思います。
わたしは食べる度に「うまい!!なんてうまいんだ・・・」と、何度も食べているのに毎回感動します。美味しすぎてため息がこぼれます。
どんなパン屋さんにも食パンやカレーパンがあるように、めんたいフランスというパンも日本全国さまざまなパン屋さんで売られています。しかし、その味はお店によって大きく違います。
わたしはそもそもめんたいフランスが好きなので、いろいろなお店で食べてきました。
もっと太いフランスパンに挟んだものもあれば、ガーリックがきいているもの、パセリがかかっているもの・・・お店によって様々です。
しかし、わたしはジャン・フランソワのめんたいフランスを知ったその日から、もう他のお店では、めんたいフランスは買わないと決めました。このお店以上のめんたいフランスは無いからです。そう言いきってしまっても後悔しないと思う位ウマイ。
小さ目のフランスパン、モチモチ具合、濃い明太子、バターのコク、パンとめんたいこのバランスの良さ、どれをとってもピカイチ。
この形ゆえにちぎりやすく、一口づつにして食べやすいし、誰かとわけて食べることも可能。
通常サイズのフランスパンに挟まれためんたいフランスの場合、丸のままだと大きくて食べにくかったりもするのですが、小さ目なサイズ感かつちぎれることで、一口ずつ食べられるから、外でも気軽に食べやすい。そんなところまで計算されていて、本当によくできたパン。
切れ目にそってちぎったあと、さらに半分にすると完全に一口サイズになります。モチモチパンを噛みちぎらなくても、一口で食べられます。食べやすい。
とりわけ素晴らしいのは、明太子はそれほど大量に入れられているようには見えないのに、味が濃いこと。生地にめんたいバターがしみしみにしみ込んで、食べるごとにかみしめるごとにじんわりとめんたいことバターの美味しさが広がる。
マジでこれは本当にすごいパン。めんたいフランス専門店であってもいいと思うくらい。
食べたことが無い人はぜひ食べてみてほしいし、一度食べてしまえばまとめ買いしたくなること必須。
最近は、いつも4本くらいまとめ買いしていますが、それでもすぐに無くなります。