甘太くんを待ち焦がれる一日。そして久々の甘太くんでやっぱり感動するわたし

甘太くん。

なんて素敵な響き。

わたしの中で焼き芋界第1位を争うのは甘太くんと紅和み。

甘太くんは紅和みと同じくべにはるか系のさつまいもで、しっとりとした食感の甘いおいもです。

ところがこの甘太くん、わたしが住んでいる地域ではスーパーには置かれていないので、そう簡単に手に入れることが出来ません。

なので最近は「今のところ手に入れることが出来る中で最高品質を誇る紅和み」をメインに、たまに紅和みがない時は他の芋を買うことも考慮はしますけれども今のところ9.8紅和み:0.2その他くらいの割合で紅和みを買っています。

しかしわたしは甘太くんのことを忘れたわけじゃない。むしろ、あぁ甘太くんはどんな感じだったかなぁ・・・と思いを馳せる日々。甘太くんに思いを馳せつつも紅和みを食べ続けるそんな中、夫が再びふるさと納税で甘太くんを手配してくれました。

夫は昔からさつまいも食べない人間です。さつまいものみならず芋栗南京の類には、見事なほどに一切の興味を示しません。さらにわたしが「焼き芋おいしい」「甘太くん大好き」ということを言えば言うほど意固地になって絶対に口にしない。わたしがおやつにも食後にも食前にも、つまり一日の中でしょっちゅう焼き芋を食べているのを見ているので、「もう俺は一生焼き芋なんて食わん」と思っているかもしれません。もちろんわたしが買ってくる焼き芋もわたしが焼いた焼き芋も、一口も食べません。

そんな夫なのに、わたしがお願いした甘太くんを自分のふるさと納税で手配してくれるのですから、これは相当なやさしさと言えますね、えぇ。自分は食べないのに妻の願いをかなえるために甘太くんを手配する。自分には見返りがなくても、妻も喜ぶことをやってあげる。

広い意味でいうならば、自分(夫)に見返りはありますけどね。さつまいもを手配することで妻が喜び、焼き芋を食べて毎日ご機嫌でいてくれるなら、安いものだとも言えるかもしれません。世の中の全ての夫にとって、妻がご機嫌でいてくれることに越したことはないわけですから。

それにこの件に関しては、妻(わたし)は甘太くんを食べるごとに「あぁ、なんて美味しいんだろう。」と感激するとともに、「夫が手配してくれたから、わたしはこの芋が食べられる。本当に嬉しい。ありがたやありがたや」と夫に感謝し続けて食べていますから、自然と夫を敬う気持ちにもなるというものです。

その甘太くんが今日届くということで、待ちきれないわたしはもちろん時間指定は午前にして朝から待っていたのですよその到着を。専業主婦といえど、用事はこまごまとあって買い物行ったりクリーニングやさんに行ったり、図書館に行ったりその他もろもろ、家に完全に閉じこもっているわけでもないのですが、今日は全ての用事を調整しまして朝からばっちり待機していました。届き次第焼き芋を焼くために、最近では恒例になりつつある「朝に紅和みを焼く」のもお休みしました。
今書いてて思ったんですが、焼き芋を焼くのはおかしいですね。「焼き芋を作る」か「さつまいもを焼いて焼き芋にする」とかですね。

だけども甘太くんなかなか来なくて、午前中には来なくて、結局届いたのは15時。ちょっと心配になったけど、届いたからもういいです。最近立て続けに「荷物が指定時間に届かない」という経験をしておりイラついたり心配になることがありますが(待っているのに荷物が届かない苛立ちとか、配達員さんが忙しすぎて事故にあったりしていないか?と心配になったり)、荷物が届けば「届いたし、まぁいいか~」と全ての感情を手放して満足した気持ちになります。

今回も15時に届いたので「ちょっと、時間おくれてるんだけど!」と文句を言うことも出来たけど、無事に届いたからもういいんだそういうことは。それよりも急いで中を見たい。開けてみました。

かんたくん
かんたくんだ
あぁ、かんたくぅーーーーーん!!
と声に出して3回呼びました。思わず声が出ました。とても嬉しかったからです。
こんなふんにかんたくんと呼んでしまう自分を目の当たりにして、「あぁわたし、こんなに甘太くんを待ってたんだな」と改めて思いました。まさかこんなに甘太くんに甘えた声を出す女だったなんて自分でも思いもよりませんでした。

すぐに焼き芋にする

今のところ最高の焼き方と思われる方法でさっそく焼いていきます。

  1. 220℃(けむらん亭の設定温度の中で最低の温度)で30分
  2. オート焼き芋:強1回(28分)
合計58分ですので、だいたい1時間。
冷めるまでけむらん亭の中に置いておき、常温になったら食べます。
途中でけむらん亭を開けると、蜜がじゅくじゅく言っている音が聞こえます。芋は生きているんですね。

今のわたしは、甘太くんをどう思うのだろう?

最近は紅和みばかり食べていたので、すっかり甘太くんの味を忘れています。

甘太くんを思い出の味として、実力以上に過大評価してしまってはいないだろうか?

それが怖かったのです。わたしは食べることが大好きですから、いつでも「わたしにとっての正しい・正確な」味の評価をしたいし、だからこそ常に「今のわたしが思う・感じる味」のアップデートが必要なんです。

2020年2月に紅和みをたべまくったわたしですが、その今のわたしが改めて甘太くんを食べた時にわたしはどう思うのでしょうか。

今まで通り美味しいと思う?今まで以上に美味しいと思う?それとも、紅和みの方が美味しい?ドキドキです。

甘太くん、焼き上がりの見た目

これが焼き芋になった甘太くんたちです。

皮は、指でふれると

パリィーーーーーーー!

と大きめな音を立てて崩れるほどにパリパリな焼き加減。全体的な芋のフォルムも、焼きあがった姿も美しいとしか言いようがありません。焼き芋として完全な美しさだとわたしは思うのです。

断面

切ってみました。

別のものも切ってみます。

しっとりしているけれども、ねっちょり過ぎない。そんな断面です。

甘太くんの味

甘太くんは、べにはるか系の甘いさつまいも。焼き芋にした時の食感は「しっとり」です。ねっとりではなくてしっとり。紅和みの焼き芋は、個体によってはネットリですが、甘太くんはしっとりとねっとりの中間くらい。同じべにはるか系の紅天使は、ねっとり感は少なくてしっとり寄りです。

甘太くんのしっとり具合は、まことにちょうどよい。まさにちょうどよいのです。しっとりねっとりと言ってもねちょねちょ感はなく、さつまいもの良さを生かした「ちょっとほっくり感も残したしっとり」で、とてもきめ細やか。口の中で溶け広がっていく芋が、細かくきめ細やかな舌触りでなくなっていきます。

焼きむらもなく、しっとりと全体が本当にいい具合の焼き芋になってます。

甘さでいうとこれも個体による面もありますが、紅和みの強烈な甘さに対して、甘太くんの甘さは強烈ではありません。紅天使と紅和みの中間くらいの、上品なしっとりした甘さです。食感があまりに滑らかなので、「スイートポテト」のような感じ。

紅和みの焼き芋を食べて思うのは「これ、芋羊羹みたいだな」ということ。強烈な甘さの中に筋とか繊維とか芋の荒々しさもあるような(イメージ)。

対して甘太くんに今日感じたのは荒々しさは全くなく、甘いけど甘すぎず、極々きめ細やかなくちどけ、そして皮まで美しく、焼き上がりのカタチまで素敵。スイーツでいえばスイートポテト。人に例えれば・・・女性で、かつマダム。品の良いマダム。上品なんですね姿形も、味も。でも気取った感じはない。品のいい、おいもさんです。

久々に甘太くんを焼き芋にしましたが、自分で作る焼き芋としてはやはり甘太くんは1位で美味しいと思いました。どんな人にも自信を持ってお届けできる、すばらしい焼き芋。

焼き芋にする前からすばらしい皮のツヤと美しい形です。ふるさと納税の品なので、特別に美しい芋をお届けしてくれているんだと思います。わたしが焼き芋にするために買ってくる紅和みは、ここまで形は美しくはありません。

あと、わたしは紅和みを買う時は蜜が黒く流れているような個体を買いますが、甘太くんの見た目はそこまで蜜だらだらじゃないです(黒く流れてはいない)。なので見た目でどれが甘いかは分かりませんがどれも甘いです。上品な甘さです。

紅和みは黒く流れているような個体を買うだけあってか、焼き芋にした時に「かなりの甘さ」を放つものも多いです。その甘さは強烈で、毎回一口目から

う、うめぇ!!

と思います。かなりの本数を食べていますが、毎回ウマサに驚きます。

対して甘太くんは

このお芋さん、ほんとに美味しいわぁ~
しみじみ。

という感じです。

紅和み(スーパーで購入した焼き芋)との比較

スーパーで購入した焼き芋(紅和み)と味を比較してみました。

スーパーで購入する紅和みの焼き芋は、水分量がとても多い。持ったときにしっとりと手に絡んでくるような重量感があります。味は、からみつくような強烈な甘さ。個体差もあってそこまで甘くない物も当然ありますけど、平均すればとにかくしっかりと甘いさつまいもです。

食感はねっとり。加熱された紅和みはどこも大変に柔らかく、柔らかすぎるので噛み応えはありません。クリームのような感じですから昔ながらの焼き芋の食感を求める場合はオススメはできません。

甘太くんは、焼き上がりはそこまでねちょねちょではなく、ちょうどよい柔らかさだと思います。甘さもかなり甘いものの強烈ではない。という点からも万人受けするのは甘太くんの方かも、と思います。

紅和みは個性が強い。あまりの甘さと柔らかさの為に、食べる人を選ぶ焼き芋。ハマる人は他の芋だともう満たされなくなってしまうくらい、中毒性のある芋だと個人的には思っています(もちろん個体差は、かなりあります)。

サイズ感

以前我が家に届いた甘太くんは2Lサイズでした。2Lサイズは直径が6cm超えの個体もあり、そこまで大きくなると正直けむらん亭では焼きにくいんです。ぎりぎり入るか入らないか?というものが多くて、入ったとしても上部のヒーターにあたってしまう。そうするとその分だけ異様に焦げるんです。

今回の甘太くんはMサイズ。非常にいいサイズです。

今回甘太くんを何度か焼いてみて、けむらん亭での焼き芋にベストなサイズはMサイズだと改めて分かりました。このサイズだと、「けむらん亭に入るかな~」と心配しなくても余裕で入りますし、一度に5本は入ります。頑張れば6本入ります。(2Lサイズだと一度に2~3本しか焼けません。)

今日は立て続けに2本食べていったん落ち着きました。夕飯後にまた食べる予定です。ほんとうに甘太くんは美味しい。あと、味には関係ないけど、「かんたくん」っていう響きもかわいくて好き。

後日談

夕飯後にも1本食べました。一日に何度食べても、やっぱり美味しかったです。毎回美味しい。毎回感動的に美味しいです。


甘太くんを集めてみました。

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