出来上がった焼き芋も熟成した方が美味しいのか、食べ比べてみた

焼き芋研究に余念がない生活を送っているわたしですが、ネットで焼き芋について調べていたところ、
「自分で作った焼き芋はすぐに食べないで、冷めるまで寝かせてから食べてネ。その方が美味しいから」

というような内容を見つけてしまいました。

わたしは自分でけむらん亭で作る場合でも、普段から、焼きあがったあとはそのまま庫内で冷まし、冷めてから食べます。それは猫舌だからでもあるし、熱々よりも常温や冷えた焼き芋が好きだからです。

しかし。作ってしばらくおいて熟成(それが熟成と呼んでいいのかどうかは別として)させた方が美味しいのであれば、ぜひともそうしたい。

毎回冷めてから食べていたけど、「焼きあがった焼き芋は、すぐに食べないで熟成した方がおいしい」ならば、焼きあがって数時間の焼き芋より、前日とかその前とかに作った焼き芋、つまり作ってから時間が経っている焼き芋の方が美味しいんじゃないの?

熟成芋は生のさつまいもを熟成させたもの。すなわち甘太くんや紅和みですが、これらの熟成されたさつまいもがおいしいことはもう120%分かりすぎるほど分かっています。では焼きあがった焼き芋を熟成したものはどうなのだろう?
そう思って試すことにしました。

ここでは熟成っていいましたけど、それは大げさかもしれません。熟成っていうのはそもそもなんたらかんたら・・・・と、どこかから御叱りを受けることもあるかもしれません。

熟成界のみなさまに最初からお詫びしますが、そんな大げさなことじゃなくてね。わたしが知りたいのは、要は出来上がってすぐ食べるよりも時間が経ってから食べた方がおいしいのかどうなのか?ってことです。

自分で作った焼き芋での比較

見た目の比較

上:2日前に作って冷蔵庫に入れておいた焼き芋。
下:当日(2020.2.21)の朝、作った焼き芋。

出来るだけ似た形のもので作りました。

どちらもけむらん亭の焼き芋コース:強で1回(28分)加熱した紅和みです。

冷蔵庫に入れておいたものは常温に戻す為に朝に冷蔵庫から出しました。当日作る焼き芋の方は朝8時ごろに作り、完全に冷めるまでけむらん亭の中で放置。実験した時(13時ごろ)には、どちらも常温になっていました。

断面の様子です。2/19の方が、若干黄色っぽいです。

味の比較

食べ比べたところ、2/21(当日)の焼き芋の方が滑らかで甘味が強く、2/19の焼き芋の方は繊維質でした。ちぎってみると繊維が多いのが分かりますね。

この二つの明らかな違いとしては繊維の多さです。2/21の焼き芋の方が甘味は強かったですが「個体差」の領域を出ない範囲だと思います。繊維については完全に個体差です。

熟成させた方が美味しいとか、出来立てが美味しいとか、判断できるほどの違いはありませんでした。

結果引き分け。

 

購入した焼き芋での比較

スーパーで購入する焼き芋でも比べてみます。焼き芋の種類は紅和み、購入しているスーパーも同じです。

この比較における熟成選手は、冷凍庫で出番を1週間ほど待ち続けた猛者。先週購入し、約1週間冷凍庫で出番はいまかいまかと待機していたものです。どうしてそんなに待機することになったのかというと、冷凍庫に焼き芋があるにもかかわらず、スーパーで焼き芋を見つけたら素通りすることは不可能であって、つい数本は焼き芋を買ってしまう(そして食べてしまう)からなのであります。もし「時間が経てば経つほどおいしい」のであれば、この1週間の待期期間で相当に実力をため込んでいることでしょう。

対して当日選手の方は、当日スーパーで購入したものです。

見た目の比較

上:当日購入した焼き芋。
下:先週購入した焼き芋。
見た目の違いはありませんでした。

切ってみます。

左:当日購入した焼き芋。
右:先週購入した焼き芋。
当日購入の方が色が濃く、透明感があります。

味の比較

冷凍庫に入れていた焼き芋は前日より冷蔵庫に入れ、当日は朝から常温に置いて起きました。当日購入のものは、購入後1.5時間くらい経過。どちらも常温の状態での食べ比べです。

当日購入した焼き芋は色が濃く、非常にねっとりした個体でした。舌触りがねっとりでまるで芋ペースト。対して先週より冷凍庫に眠っていた焼き芋の方は、色は薄めですが甘い。どちらも非常に甘くて文句なく美味しい焼き芋ですが、若干冷凍した焼き芋の方が甘いような気がしました。

ねっとり感は当日の焼き芋が上。冷凍庫に入れていたものはしっとりで、ねっとりまでは行きません。この二つを比較した場合、どっちの方が美味しいとは言い難いです。今回の場合は冷凍した焼き芋の方が若干甘かったものの、冷凍によって明らかに旨くなった!とは感じられませんでした。

もともとウマイ焼き芋ですし。

出来上がった焼き芋を熟成、まとめ

今回の実験結果から言えること

「熟成(焼き芋になってからしばらく保存しているという意味)させた焼き芋と、買ったばかりの焼き芋に、明らかな見た目や味の差は感じられない」

ということは、逆を言えば、焼いもを買いすぎてしまった時・作りすぎてしまった時でも、冷蔵庫なり冷凍庫なりに入れてしばらく置いておいてもまずくなったりしないと言えますね。

数日~1週間たっていても買ったばかりの焼き芋と同じレベルの美味しさでしたし、むしろもっと美味しい気さえしました(個体差だと思います)。焼き芋って冷蔵保存も冷凍保存も出来て便利ですね。


↓熟成芋の焼き芋を集めてみました。↓

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