2020年の1月から2月にかけて、わたしの人生40数年のなかで一番たくさん焼き芋を食べました。
それだけ集中して焼き芋を食べていると、自分がどういった傾向の焼き芋が好きなのかが分かってきます。また、芋の美味しさと価格を考慮した上で、今後どの芋を食べていくべきか?ということも見えてきます。
前置きとして、わたしは長年『スーパーで買える紅天使の焼き芋』が一番おいしいと思い続けてきました。しかし今回焼き芋を食べ続けてその考えは覆されました。
世界がどんどん変わっていっているように、さつまい界も焼き芋界も変わっているのですね。
今わたしが食べることができる焼き芋の中で比較するなら、甘さが一番なのは紅天使ではありませんでした(あくまでもわたしが食べた芋の中で、です)。紅天使は間違いなく甘い芋ですが、熟成系の芋(紅和みや甘太くん)と比較するとさっぱりした甘さです。また、同じ紅天使であっても焼き方によってだいぶ感じ方が違うということも学びました。
今回は、おいしかった焼き芋ランキングを発表します。これは記事を書いている今の私が感じていることなので、明日になれば変わるかもしれません。
焼き芋おすすめランキング
極めて個人的な、2020年2月現在のランキングです。
ランキング | 芋の種類 | 焼き方・購入先 | 価格 |
1位 | 甘太くん | けむらん亭(自宅) | 不明 (今回はふるさと納品のお品) |
2位 | 紅和み 超熟成 | スーパーの焼き芋 | 1本198円 |
3位 | 紅天使 | けむらん亭(自宅) | 1袋198円 |
4位 | 熟成焼きいも 紅和み | サンパタータの焼き芋 | 1本231円 |
5位 | 紅優甘 | けむらん亭(自宅) | 1袋198円 |
6位 | 紅天使スーパー | スーパーの焼き芋 | 1本250円 |
7位 | 紅まさり | スーパーの焼き芋 | 1本260円 |
7位 | 紅はるか | けむらん亭(自宅) | 1袋198円 |
ランク外より一つ上 | 紅東 | けむらん亭(自宅) | 1本88円(特売) |
ランク外 | プレミアム「紅和み」極甘 | サンパタータの焼き芋 | 1kg1852円 (1kgで7本入っていました) |
最高級焼き芋、プレミアム「紅和み」極甘はランク外
プレミアム「紅和み」極甘は1年という長い間手間暇かけて作られたさつまいも界のエリート中のエリート達ですが、味と食感において最低ランクになってしまいました。
高くてもウマイのならわたしとしてはトップにランク付けしたいところですが、わたしの好きな焼き芋ではなくなっていました。ある意味衝撃でした。値段としては高くても、それを納得させてくれるくらい(もしくはそれ以上に)おいしいのかも!と期待して購入したので、残念でした。
プレミアム「紅和み」極甘は一番甘い、それは確かです。甘さだけでいうと突出しています。しかしこれを美味しいと思うかどうかはかなり好みがあると思います。
この『プレミアム「紅和み」極甘』を焼いもとして好きか?と聞かれるなら、正直に言ってしまうとわたしはあまり好きじゃないです。柔らかいのに繊維も感じる食感ですので、少しでもホックリ系を求める方には向いていません。でも、甘さを極限まで追求したい方には一度は食べてみてほしいです。不思議な食感だし、これ以上の甘さの焼き芋はなかなかない。超高級焼き芋です。
ねっとり系焼き芋好きの方におすすめの焼き芋
ねっとり系焼き芋好きの方におすすめしたいのは、スーパーで販売されていた紅和み。この芋は完全にねっとりしている上に強烈に甘いです。熟成を名乗っているだけのことはあります。この状態の焼き芋が200円程度で買えてしまうのは、驚きとしか言いようがないです。熟成という手間がかかっているのに、こんなに安くしちゃっていいのでしょうか。相当にレベルが高い。値段とおいしさのバランスを考えても、買う価値が多いにある商品と言えます。
わたしは、この焼き芋を今後スーパーで見かけることがあれば、家の冷凍庫に入るだけ毎回全力買いしようと思っています。そのくらいおいしいです。
しかし、この商品をおいているスーパーがどこにでもあるというわけではありませんから、みかけたらラッキーです。是非買いだめしてください。
一番おいしいと思う焼き芋
焼き芋として味が一番完成されている、一番おいしいと思うのはけむらん亭で作った甘太くんの焼き芋。
けむらん亭は芋の甘さを引き出し、その上で皮をいい感じに焼いてくれます。焦げた皮のカラメルの様なほろ苦さとコク、芋の甘さのバランスが素晴らしいです。これまでけむらん亭ではチーズや鮭を燻製にしてきましたが、もう焼き芋焼き機として購入をおすすめしたいほどです。どの芋を焼いても、簡単に上手に出来あがります。
わたしとしては全焼き芋の中で、けむらん亭で作った甘太くんの焼き芋が一番おいしいと思いますので激オシしますが、甘太くんはスーパーで売っていません。もし甘太くんを近所のスーパーで買うことのできる方がいれば、その方はおいしい焼き芋を食べるということにおいて世界トップクラスに恵まれた方だと言えましょう。
わたしを含め、近所で買うことが出来ない多くの人間はネットで手に入れるしかありません。わたしは甘太くんを愛していますからそれでいいとしても、多くの人にとって
『わざわざさつまいもの銘柄を指定して、ネットでお取り寄せして焼き芋を作る』というのはかなりハードルが高い行為です。
それに世の中の多くのヒトは、焼いもにそこまでこだわっていない。ですよね?わたしがこだわりすぎなんです。
すぐに手に入る、最高の焼き芋とは?
今のところ一番おすすめできるのは
これが安定しておいしい焼き芋を食べられる方法だと思います。表で言うと3位の方法です。
『普通の紅はるか』(紅はるか系である紅天使や紅ゆうかではない)がスーパーで手に入った時、けむらん亭で焼き芋にしましたが、紅天使や紅優甘の方が甘味が強くてわたしは好きでした。これらの芋は紅はるかをもとにした、いわば『ブランド芋』です。ですから、普通の紅はるかを選ぶよりも甘いはず(だと信じています)。
今回のランキング上位はすべてしっとりねっとりしたさつまいもの焼き芋です。なぜかというとわたしがしっとり系焼き芋が好きだからです(安納芋は、なぜか好みではないので入れていません)。
わたしがしっとり系焼き芋が好きなために紅東のランキングは低くなっていますが、ほっくり系の焼き芋が好きな方にはぜひとも紅東をおススメします。紅東の焼き芋は比較的どこのスーパーでも見かけますし、芋自体も他の品種に比べて安く販売されているように思います。手に入れるのが難しいということはないでしょう。
今や、いろいろなさつまいもがネットで買えます。便利な時代ですね。