先日イオンへ買い物に行きましたら、またしても新しい焼き芋を発見してしまいました。
紅まさり。この焼き芋コーナーではいろいろな種類の芋を扱っていて、今日は紅まさりだったようです。
紅まさりって初耳。即購入し、家について紅まさりについて調べてみると、
紅まさりは、さつまいもの一大産地である茨城県で主に栽培されている品種
ねっとりとした食感としっとりとした上品な甘さが持ち味
紅まさりはほかのさつまいもに比べて、ブドウ糖が多く含まれているため、ほかのさつまいもにはない食感と甘さがある。
ということが分かりました。
それではさっそく食べてみます。
紅まさりを食べてみた
おいしそうに皮がぱっくり裂けています。
色は強い黄金色。
食感はしっとり。べにはるかっぽいですが、ねっとりまでは行きません。味は甘い。
甘いけど甘太くんとは違う甘さです。
よく味わってみると、さつまいもなんだけど、栗っぽいようなかぼちゃっぽいような甘み。わたしの思うところの純粋なさつまいも味じゃない。さつまいもなんだけどさつまいもらしいなーーって感じではない。
紅まさりの切り口は色味が濃いのでものすごく甘そうに見えますよね。なんなら熟成芋の紅なごみと似た色です。

紅まさり

紅和み 熟成
ですが熟成芋は熟成という過程を踏んできているエリート達。食べ比べてみると、紅和みの方が熟成と名乗っているだけあって甘かったです。それはそうでしょう。というか、そうであってほしい。だって、熟成という手間ヒマかかっているんだから。
紅まさりと紅天使を比較
今回は新しい芋なので、長年わたしの中でトップを張ってきた紅天使の焼き芋と食べ比べました。
これがわたしが愛し続けてきた紅天使の焼き芋です。
このどーーーーんとした立派な佇まい。この焼き芋の特徴で一番特筆すべきことは、太さが立派だということ。もちろん、わたしが買う時に毎回『その時並んでいるなかで一番立派で一番美味しそうなものを選んでいる』のですけどね。それでも他の種類の芋にはない見た目の立派さがあります。
この焼き芋こそが『近所で買うことが出来る焼き芋の最高峰』として長年わたしに愛され続けてきた焼き芋。
この芋が美味しいことは何年もかけて十分に検証済みですが、今回は他の焼き芋たち(紅なごみや紅まさり)とも比べたいので久しぶりに買ってきました。
切り口の比較
左が紅まさり、右が紅天使。
まず最初に分かるのが太さ。今回の芋に限っていえば、圧倒的に紅天使の方が太くて大きいです。
そして色。紅まさりは黄金色、紅天使は紅まさりに比べると白っぽいです。
断面はどちらもしっとりしています。
食感の比較
いろいろなさつまいもを食べてわかったのですが、紅天使の焼き芋はしっとりではあるけど、ねっとりではありません。これまでわたしは紅天使はねっとり系の芋だと思っていましたが、紅和みの熟成芋という存在を知ってしまった今、紅天使を言い表す表現としてふさわしいのは『ねっとり』ではなく『しっとり』だということが出来ます。
紅なごみ熟成芋の独特のねっとり食感は、熟成芋ならではなのではないかと思います。『ねっとり』の方がおいしいとかそういうことではなく、あくまで好みでしょう。
紅まさりの方は、しっとり感もありつつもほっくり感も共存しているような食感。味も食感も栗っぽさを感じます。しっとりしつつも完全にしっとり系に振っているわけではないです。
味の違い
紅まさりと紅天使を比較すると、紅天使はさっぱりした甘さ、紅まわりは独特の味、だと思いました。
紅天使はクセのないさっぱりした甘さです。甘太くんのようにからみつくような強烈な甘さはなく、さらっとしています。甘いは甘いんですけど、しつこくない。
紅まさりは、甘い中に栗っぽい感じがあります。これは他のさつまいもにはない個性的な味だと思います。
紅天使は間違いなく甘い芋ですが、熟成系の芋(紅和みや甘太くん)と比較するとさっぱりした甘さです。これまで紅天使は「しっとりしてとにかく甘い芋」くらいにしか認識していませんでしたが、比較してみてはじめて、それぞれの芋の微妙な味の違いや特性が分かるものですね。