【レシピ】けむらん亭で焼き芋を作る 満を持しての紅東、登場

  • 2020年2月15日
  • 2020年2月15日
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その日、わたしは紅和みの焼き芋が食べたくてスーパーに行ったんです。
紅和みの焼き芋を買いにそのスーパーに行ったので、他の用事は一切なかったのですが、紅和みの焼き芋も1本もなかったのでした。そして、焼きあがるまでには今から40分かかるとのこと。

用事もないのに40分ただ待っているのはイヤなのでどうしようかとスーパー内を練り歩いていたところ、その日は特売でさつまいもが安かったんです。

サイズでいうと2Lくらいの立派なものが、特売で88円。種類は紅東(べにあずま)。

わたしはね、しっとり系のさつまいもが好きなので、紅はるか系推し。なので、紅東は普段なら見かけてもスルーするんですが、この日の特売品はあまりにも立派。

そして普段さつまいもコーナーで見かけるさつまいもは紅東がほとんどだし、安く売られているさつまいもも紅東。紅東って昔からあるし、最近のねっとりしっとり系の新しいブランド品よりもスタンダード。さつまいもといえば紅東、という方がほとんどなんじゃないか。

食感だとか味にこだわる人が、わたしみたいにさつまいもの種類を気にして買うだけで、普通に「さつまいもを買いに来た」という主婦にとってはさつまいもならなんでもいいわけで、そうするとたぶん紅東を手に取ることになるんだと思う。だいたい茨城の紅東。
これは関東に住む主婦(わたし)の経験から言っていることで、他の地域なら違うのかもしれないけど。

そんなふうに日常生活になじみ深い紅あずまなんだけど、今日も安い。ここでわたしは考えた。

ここらで紅東、いってみる?
わたしは紅東は久しく買っていない。だけどもし、紅東って意外とおいしい!なんていうことになったら!
甘太くんや紅天使よりもはるかに手に入れやすく、そして安く買える。特売も多い。今シーズン、紅東ではないさつまいもはけっこうな量を食べたけど、紅東は0。もしかしたらわたしは、紅東に対して思い違いをしているかもしれない。
いろいろな芋を食べた今だからこその紅東。今のわたしは紅東をどう思うんだろう?もしかしてすごくおいしい?それともおいしくない?もしくはもっと別な感情を抱くかもしれない。
そうだ、紅東を食べよう。
そこで今回は紅東を買って焼き芋にしてみました。
これは、今後の私の焼き芋生活に大きな影響を与える実験なのであります。

今回のサツマイモは紅東

とにかく立派な紅東。一応、甘そうかな?と思われるものを選びました。
太く長く、堂々としたたたずまい。さすがはさつまいもの中のサツマイモ。ザ・王道です。
これを見て、「これは、何・・・?」と迷う人はいません。そんな王道中の王道。さつまいもの見本のようなさつまいもです。
太さは約6cm。けむらん亭で焼くには厳しめですが、なんとか入る太さです。

さっそく焼き芋に

焼き方

今回のさつまいもは、太くて立派。けむらん亭の上のヒーターにあたってしまうのが気になるところですが、なんとか入りました。入れる時に「カラカラ」と、さつまいもがヒーターにあたる音がしましたので、本当はここまで太いものはけむらん亭では焼かない方がいいのかもしれません。

今回はこの芋1本のみの勝負となります。他にさつまいもは入れていません。

よく洗って表面に穴をあけ、アルミホイルで包まずに
オートメニュー:焼き芋:強でスタート。

終了後、再度オートメニュー:焼き芋:強で終了まで。

焼き芋:強のオートメニューは28分で焼き上がりです。それが2回なので、この1本に対し、約60分かけて焼いたことになります。じっくりゆっくり60分。焼き時間としては十分です。

焼き上がりの状態

焼き上がりはこの通り。

開けた穴からは蜜が若干しみ出ている?という感じ。

紅天使の時は穴からあふれ出した蜜が焦げていましたが、そこまでではありません。蜜の量の違いが食べる前から分かります。

紅東 焼き芋:実食

味は「これぞ、これまで食べてきたさつまいも。焼き芋ってこうだよね」という味でした。さつまいもならではの甘味。甘いけれど、強い甘味ではない。熟成芋は「糖度〇〇%以上」などとウリにしますが、そういう芋にあるような強い甘味は感じません。さつまいもというのはこういうものだという味です。

食感は、想像していたよりしっとりでした。わたしはもっとパサつくんじゃないかと思っていたんです。子どものころに食べた焼き芋ってもっとパサついていた気がするのですが、おそらくこれはけむらん亭がいい仕事をしてくれているから。焼き方が良かったんだと思います。しっとりしているけれどもメインはホックリ系。しっとり系のさつまいもと比べると粉っぽさがありますが、決してパサついているわけではありません。栗に通じる様なホックリ感があります。

断面の色

紅東の断面は軽い黄金色です。紅天使と比較してみます。

左が紅天使、右は紅東。紅東の方が黄色が強く、紅天使は白っぽいです。


左から、紅まさり・紅天使
左から、紅天使・紅東
こうして比較してみると、
  • 紅天使:白っぽい
  • 紅東:うすい黄金色
  • 紅まさり:濃い黄金色
ということが分かります。紅まさりの色が一番濃いです。

紅東と紅天使・紅はるかとの味の違い

紅東と紅天使を食べ比べました。

太さがあまりにも違います。紅天使のさつまいもは、太いものはほぼ手に入りません。近所で手に入れられる紅天使は、細いものになってしまいます。

食感は紅天使の方がしっとり、紅東はホックリ。

味は、紅天使の方が甘く、紅東は軽い甘さ。紅東の甘さは、いかにも『自然のめぐみを頂いている』という気分になります。

紅天使の方が甘いとはいっても、さっぱりした甘さなので、好みによっては紅東の甘さの方が自然で好きという方もいると思います。紅東は栗っぽい甘さです。

この二つを比較して個人的にどうか?ということであれば、紅天使のしっとり感と甘味の方が好みです。

紅はるかの焼き芋もちょうどあったので食べ比べてみたところ、甘さももしっとり感も、この二つの中間でした。つまりこうです。

紅天使>紅はるか>紅東

紅東を食べてみて:まとめ

今回は実験の為に紅東を意識して食べてみました。そして分かったこと。

  • 紅東はホックリ系だが、焼き方によっては思ったほどパサパサしない
  • さつまいも本来の自然な甘味とホックリ感
  • 昔ながらの焼き芋ってこれだよね

そしてなにより驚いたのが「少量で腹が満たされる」ということです。

水分量が少ないからでしょうか、5cm位の輪切りでもかなりお腹いっぱいになりました。わたしは焼き芋が好きだから次々と食べ続けてしまうところがありますが、紅東だと自然と早い段階で手が止まりました。

かなり少量で、今日の焼いもはここまででいいと満足できます。腹が膨れる感じが、ほかのしっとり系さつまいもとは比較になりませんでした。

弁当を作るのが面倒な時は、これ1本を弁当としてもいいかもしれません。調理もラク、持ち歩きもかさばらず、その後の片づけも(焼き芋を包んだアルミを捨てるだけ)手間なし。そして見た目以上に腹いっぱいになる。
焼き芋って携帯食としても素晴らしいですね。

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