「業務スーパーの近くに住んでいる」という好条件を生かし「あえて地雷を踏みに行く」企画第2弾。本日はわりとさくっと購入品を決定しました。それではご紹介します。
エンジェルバイツ チョコ
業務スーパーのお菓子コーナーにて、149円(税込)で販売中。内容量は150gと、たっぷり。原産国はギリシャです。懸念材料としては、袋をふってみると「かしゃかしゃ」と細かく崩れていそうな音がすること。輸入する間に激しくぶつかったりして崩れちゃったんでしょうか?全部崩壊していてもおかしくないくらいのかしゃかしゃ音がしています(開封までは心配でしたが、開封してみたら意外と大丈夫でした)。
原材料など
実食
開封すると、小指の第一関節くらいのサイズの菓子が、ざざざー――と出てきました。崩れやすい生地なのでカスが多く混じっていますが、わたしが予想していたよりははるかに原型を保っているので、それだけで「よくやった」とほめてあげたい気持ち。もともとわたしは外国のお菓子にたいする期待が非常に低いので、普通であるということだけでも「すごい」と思ってしまいます。


生地はウェハースっぽい感じで軽く、サクサク。中には隅から隅までクリームが入っています。ココアのクリームなんですが、けっこう濃い味。だけどもやっぱりそれは「外国のチョコの味」です。どう表現するのが正解か分からないのですが、そこは「外国のお菓子」を感じさせてくれる味です。ふんわりとしたクリームなので重くない。このお菓子の上位互換商品はまちがいなく「コロン」。「コロン」のチョコ味といえばコレ。
グリコ クリームコロン大人のショコラ(48g)【コロン(お菓子)】
アーモンドプラリネを使用したチョコクリームを、ほんのりシナモンが香るワッフルで包みました。パリふわの食感と、バンホーテンココアを使用した大人の味わいがクセになる、一口サイズのプチスイーツです。 グリコ クリームコロン<大人のショコラ>商品HPより
この「グリコ クリームコロン大人のショコラ」は間違いなくおいしいです。おいしいのですが、量と価格に注目してください。
グリコ クリームコロン大人のショコラ(48g)【コロン(お菓子)】価格 129円 (税込)
48gで129円。コロンは昔から人気のある息の長いお菓子だし、あんまり安売りされているのも見たことがありません。対してエンジェルバイツ チョコは150gで149円。
商品名 | 販売されている価格/重量 | 100g当たりの価格 |
クリームコロン大人のショコラ | 129円/48g | 268円 |
エンジェルバイツ | 149円/150g | 99円 |
このように両者には圧倒的価格差があり、グリコクリームコロン大人のショコラはエンジェルバイツの2.7倍も高いんですね。これだけの価格差があると「じゃあ、安い方でいいか」というニーズは大いにあると思います。
また、コロンとの違いはエンジェルバイツの生地部分。コロンの生地は薄いクッキーのような感じで、エンジェルバイツはシリアルっぽいエアリーなサクサク感。この味、どこかで食べたことあるんだよね、なんだろうな~と考えましたところ、これに似ていました。
日本ケロッグ ハーシーチョコビッツとろけるチョコ 340g
ほんのりキャラメル風味のクランチの中に、まろやかな味わいのチョコレートクリームが入ったシリアル。1口食べると、カリッと食感のクランチとなめらかなチョコレートクリームの絶妙な組み合わせが口の中に広がります。一粒ずつつまめるタイプで、そのまま食べられるだけでなく、牛乳をかけてもカリッと食感が続くように仕上げています。ケロッグ ハーシー チョコビッツ商品HPより
この商品の、中のチョコとシリアルの感じがとても似ています。
一応値段を比較しますと、
商品名 | 販売されている価格/重量 | 100g当たりの価格 |
ハーシーチョコビッツとろけるチョコ | 538円/340g | 158円 |
エンジェルバイツ | 149円/150g | 99円 |
この対決でも、エンジェルバイツの方が安いという結果に!
似ている商品と、原材料を比較
商品名 | 原材料 |
エンジェルバイツ | 砂糖、小麦粉、植物油脂、ココアパウダー、コーンスターチ、ホエイパウダー、脱脂粉乳、グルコースシロップ、全卵粉末/乳化剤(大豆由来)、香料 |
クリームコロン大人のショコラ | ショートニング、砂糖、小麦粉、ココアパウダー、鶏卵、デキストリン、全粉乳、乾燥卵白、還元水あめ、ミルクシーズニング、アーモンドプラリネペースト、カカオエキスパウダー、洋酒、食塩、シナモン/乳化剤、香料、ベニコウジ色素、甘味料(スクラロース)、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む)(グリコHPより) |
ハーシー チョコビッツ とろけるチョコレート | 砂糖、小麦粉、米粉、植物油脂、ココアパウダー、脱脂粉乳、キャラメル、カカオマス、ココアバター、食塩 / 乳化剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Ca(ケロッグHPより) |
「エンジェルバイツ」と「ハーシー チョコビッツ とろけるチョコレート」は砂糖から脱脂粉乳までの材料がほぼ同じです。原材料は、使用した重量の割合の高い順に表示されているということから考えても、ここまで同じであれば味が似るのも納得ですね。対してコロンはココアパウダーまで同じものの、次に鶏卵と全粉乳が続きます。コロンの生地にクッキーっぽいコクを感じるのはこのせいかもしれません。それぞれの生地の歯ごたえは、コロンが「サクっとほろほろと(クリームから)外れる」、エンジェルバイツとチョコビッツは「サクサクとかザクザク」です。中のクリームの味も、コロンが「アーモンドプラリネ」や「洋酒」などを使った高級感のあるクリームの味に対し、エンジェルバイツとチョコビッツは、良くも悪くも「外国っぽいチョコの味」です。
牛乳をかけてみる
「ハーシー チョコビッツ とろけるチョコレート」はお菓子っぽくもありながらシリアルです。ですので、このままお菓子として食べてもおいしいけれど、牛乳をかけて食べてももちろんおいしい。食感が非常に似ているし、エンジェルバイツにも牛乳をかけると美味しいかも!
と思って牛乳をかけてみましたところ、エンジェルバイツは「シリアルではない」ので、牛乳をかけると生地がべちゃっとしてしまうことが分かりました。牛乳との相性はいいけれど、かけたらすぐに食べた方がいいです。
エンジェルバイツ まとめ
サクサク生地でココアクリームを包んだ、シンプルなお菓子。上位互換はチョコ味のコロンで、似た系統のお菓子はハーシー チョコビッツ とろけるチョコレート。
外国のお菓子だけど味のレベルは高く、量と値段を比較するとコロンより圧倒的に安いので、たくさん食べたいならこちらを選ぶという選択肢もありです。「あり」だと思えるくらいの味のレベルです。業務スーパーの外国産お菓子の中では、おいしさランキングでかなり上位に入ると思います。
※本記事で紹介している商品情報は掲載時点のものです。また、当該商品は地域や時期等によって扱っていない場合、価格が変更となっている場合もありますのであらかじめご了承ください。