久しぶりに家族でお墓参りに行き、その流れで自然の中を散歩しました。
いつの間にか冬は終わっててすっかり春めいている今日この頃ですが、外を歩くと春をより身近に感じます。
見上げた桜はもうすっかり咲いてました。知らない間に。ちょっと前まですごく寒かったのに早いものです。
青空と桜の色の対比がキレイ。
そこに太陽が射して、神々しい。
こうも温かく、光が降り注ぎ、道端の緑もどことなく生き生きとし、爽やかな風がふいている中を歩いていると、気持ちよくて「あぁ、生きているなぁ」「気持ちいいなぁ」と自然と感じます。
わたしは心が万年病んでいたのでそういう「生きているってイイネ」というような感情とか、草木をめでるとかそんな余裕はなく、症状が重かったときは自然の気持ちよさなんて感じられないし、自分の部屋にいるときは、自分の部屋は何も悪くないのに部屋って一番残酷だなどと思ったものでした。完全にイッちゃってました。
本当ならそういうもっと昔に精神科にお世話になっていたら、早いこと自分がちょっとオカシイって気づけたんだと思うんだけど、苦しむことがフツウだと思って生きてきたので「なんか人と違う、生きにくい」ということはフツウではない、発達障害っていう世界もあるし、なんらかの対策がとれるものだということを知ったのはつい最近です。つまりつい最近まで、わたしは自分をいじめ続けてきたということです。
発達障害の可能性を知り、昨年仕事を辞めてからは再就職せず、仕事とか人と関わる世界から遠ざかってようやく自分を振り返り、自分の人生をめでる余裕が出てきました。
置かれている状況とストレス具合によって、同じ場面にいても感じ方は全く違いますね。荒れている時は太陽の光さえ苛立だしかったけど、今は「ありがたいなぁ」と自然と感じます。自然に感謝するなんていう感情はこれまでなかったように思います。今日は自然の中を歩いていて幸せだな・気持ちいいなと思ったのだから、人生変わるものだ。
散歩の後は植木やさんに行き、そこでラナンキュラスをたくさん見つけました。
ラナンキュラスはわたしが一番好きな花。
高貴っていうのかな、この世の物とは思えない美しさ。眺めているだけで息も絶え絶えに。興奮するほど美しい花たち。
圧倒的な、春の幸せなパワーを感じます。花はその場を明るくしますよね。わたしにとってラナンキュラスはそのパワーがとても強いです。人によって相性があると思うのですが、わたしは昔からラナンキュラスに引き付けられます。
はぁ~。どこをどうみても、完全に美しい。
ちなみに、「ラナンキュラス」の花言葉は「とても魅力的」「華やかな魅力」です。たぶんだけど、わたしがこの花を好むのは、わたし自身が地味で目立たないおとなしい人間なので「華やかな魅力」のある人に憧れるからなのかも。
その後、シャトレーゼで春を感じるこんなケーキを買いました。見たとたん、「これは買いだ!」と思ったんです、珍しいことに。というのはわたしはケーキが大好きなだけあってわりとケーキで冒険はしないタイプだから。「いつも買っている、大好きないつものケーキ」を買いがちなんですが、今日はこれだな、って思いました。
みて下さい、可愛らしすぎるでしょう?
いろんな角度から。どこから見ても、360度キュート。ぷっくりした立体感もかわいらしいくて胸キュン。


