ローソンで見かけたどら焼き。ヤマザキ あんずっしりどら焼き つぶあん。
わたしがよく行くローソンでは、レジ脇にどら焼きとかお団子とかお饅頭、焼き菓子といった「個装で、ちょっとお腹にたまりそうなお菓子」が置いてあるのですが、これが魅力的。ついついいろいろと眺めてしまいます。
このどら焼きは、見た目からしてずっしりと中身が詰まってそうな感じなんですが、手に持ってみると予想を上回る重量感。「食べたいなー、食べてみたいなー」と1週間は思い続け、わたしの中で「どうしても食べたい。GO!」サインが出たのでさっそく買ってきました。
ラップをしてあるのでローソン内で作られているのか?と思いきや、ヤマザキの商品。だからわたしはローソンで買ったけど、スーパーにも置いてあるのもしれません。
ほらみて、このあんこたっぷり感
食べ進めて真ん中あたりまでくると、あんこの厚みはさらに増えます。
わたしはあんこ大好きで、たくさん食べたいし自分の好きな味に調整したいということもあり、最近は自分で小豆を煮てあんこを作って食べています。けっこう淡い甘さにするので、そのあんこの味に慣れたわたしの口にはこのヤマザキのあんこにはしびれました。
「しっかり甘い!」
これがどれほどの幸せをもたらすのか。
最初の一口で、ズキューーーンと甘さの刺激が脳に行くのが分かります。
しっかりとあんこが甘い。しかも固めのあんこなので、甘さが凝縮されている。羊羹までは行かないけどそれに近いといってもいいくらいしっかりした甘さと固さがあります。嬉しい。
どら焼きの皮部分も、負けじと甘いです。「卵が入った焼き菓子系の甘さ」です。卵がふんわり香る。一口目に思ったのは「これはシベリアっぽい」ということ。
シベリアというのは、羊羹とかあんこをカステラに挟み込んだお菓子です。好きという人もわたしの周りでは聞かないし、「ケーキ」とか「シュークリーム」のように大人気というわけでもなさそうだから知らない人もいるかもしれない。
和菓子のお店に行っても、ケーキのお店に行っても売っていない。だけど、スーパーには高確率でひっそりと置かれていたりするので、「シベリア大好き」という熱狂的なファンもいるお菓子なんだと思う。
このシベリアというのは甘いカステラと甘い羊羹の組み合わせでとにかく甘いのだけれども、洋菓子(カステラ)と和菓子(あんこ)の味の融合という点で、他に類を見ないような組み合わせでウマイわけ。
このローソンで買ったどら焼きは、皮が薄く、でも薄くてもしっかりカステラっぽい甘さがあって、あふれ出んばかりのあんこもしっかり甘いながらなんか上品な感じですごくまとまってて、全体的にめちゃおいしい。
どら焼きというと皮が厚めで中にあんこが少量挟まっているイメージがあり、どちらかというのメインは「皮」と言ってもいいくらい皮の割合が多い商品が多い。だけど、あんこ好き人間がどら焼きを食べるとしたら、あんこをいっぱい入れてほしいと思ってしまうわけ。
「そんなにあんこたべたいなら、どら焼きじゃなくてあんこを食え」と言われてしまいそうだけど、そうじゃなくてあくまでも

と思う時もあるじゃあないですか。
そういうわがままに答えてくれるのが、このどら焼き。
わたしはどら焼きは好きな方ですが、やっぱり皮の味とか、あんこの味とか、小豆の潰れ具合とか、皮とあんこの割合などを考えるとなかなかその時の気分にぴったりな物に出会うことは多くはないんです。でも、これはまさにわたしの好みにぴったりで、大成功に旨かったです。
つぶあんの原材料が(小豆・砂糖・・・)という順番なのも、さりげなくいい。
原材料は使用した重量の割合の高い順に表示されていますが、あんこの場合(砂糖・小豆・・・)という順番で表示されているものが多いんです。そういう点でも「小豆がたっぷりなんだわ」と嬉しくなります。
難を言えば、
・皮が(一般的などら焼きと比べて)かなり薄めであること
・サイズが小さいこと
が挙げられます。しかしあのあんこ量ですから、小さ目サイズでも満足。小さ目なので片手でも持ちやすく、ローソンで買って歩きながら食べるのに最適でした。
大きさは手のひらサイズなので普通のどら焼きよりは小さ目ですが、満足感はずっと大きい。
あんこ好き人間の「どら焼きへの夢」をかなえるどら焼きなので、そういう人に是非おすすめしたいです。めっちゃおすすめです。